【 大野英章の“昼夜常精進”】

空手道場 白蓮会館(佐賀・福岡) ならびに 日蓮宗仙道山勝厳寺の活動日記。

仙道山勝嚴寺は、佐賀県にある日蓮宗の寺院。各種因縁・未来鑑定/加持・祈祷修法・お祓い・追善供養・水子供養/葬儀・納骨堂・墓地/宗教相談/妙法蓮華經/観心の本尊

国際空手拳法連盟 白蓮会館九州本部は、佐賀・福岡で活動する実戦空手道場。護身錬胆・健康増進・精神修養。ステップ指導で無理なく上達/各会員の目的に応じたクラス編成/新人戦・選手権への挑戦/子供達の礼儀の徹底と体力の向上。

ベルギーでは、義妹の夫(通称ともくん)が、現地の友達と一緒に、車で空港まで迎えに来てくれていました。
ブリュッセル空港は、福岡空港とまでは言わないが、都市部に隣接してますので、空港から都心部への移動はものの30分程度です。

ドイツには行ったことがありましたが、ベルギーは初めてです。
隣国ですから、まぁ、大枠の要領はドイツと同じだとしても、やはり驚かされることも多かった。
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まず驚いたこと。
レストラン等では、マスクは着席していたらもう外してよし。
トイレなど、席を立つ時はまた着けなきゃならない、という謎ルール。
街中でマスク着用をしていないと罰金という国なのに、飲食店内では誰1人マスクを着けていないのは、なかなか違和感ありました。

次に驚いたこと。
喫煙率が高い。

歩きタバコが多い。当然ポイ捨ても多い。
日本で歩きタバコが規制されて幾数年。
違和感ありありです。

特に違和感があったのは、コロナ検査のためにブリュッセル市内の総合病院に行った時のこと。
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明らかに白衣を着た医療従事者が数人、病院の玄関前でタバコを吸いながら歓談なさっている。
こういう人達を見ると一瞬、まるで犯罪者を発見した時のように、うわ!と思います。
でも、ここでは合法。
日本でもつい数年前までは普通に見かける光景でした。

驚いたことその3。
刺青入れてる人が多い。
それが病院の受付だったり、空港スタッフだったり、いわゆる『お堅い職業』と思われる方々ですら遠慮なく半袖から腕の墨を見せてる。
日本ならまず採用時点でアウトだろう。
もし日本が今以上に国際化を目指すのなら、まず公衆浴場での刺青入館禁止はやめなければならない。

驚いたことその4。
男性のあごひげ伸ばしてる率の高さ。
大袈裟じゃなく、男性10人中、9人が伸ばしてます。
日本では少数派の大野英章が、こっちでは普通なのです。
てゆーか、むしろ薄い方。
わっさーと伸ばしてる人が多い。
いわば、巡業中の荒行僧みたいです。
巡業中の荒行僧だって、とにかくボウボウの人もいるし、全く生えない人もいる。ベルギーの男性がまるでそれくらいの比率で分布してます。
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驚いたことその5。
とにかく運転が荒い。そして路駐が多い。
日本で言うところの有料駐車場がほとんどなく、皆様路肩に停めます。
一応、路肩でもお金を払うところはあるようですが、短時間なら皆様バンバン停める。
ほんのちょっとの隙間にも停める。
信じられないくらい狭い隙間にも停める。
どーみても普通のオバちゃんですら完璧な縦列駐車をする。
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残念ながら動画を撮ってませんが、それはそれは皆様の駐車技術の高さには惚れ惚れとさせられました。


そのほか、驚いたってほどではないけれども、印象に残ったことは、寿司が日本と違うこと。
1週間滞在しておりましたが、外食は2回で、あとはスーパーで何か買って食べましたが、忙しい時はUber eatsで近所の飲食店から料理を取ることもありました。
じゃあ寿司を食べよう、と言ってなにやら注文して、しばらくして届いたのはこれ。
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すっかり寿司を食べるつもりで待っていたわたくしは
『あれ?なんだ。結局お寿司は頼まなかったの?』
と言ったところ、これが寿司盛りなんだそうな。
野菜海鮮丼かと思いましたよ。
でも味は悪くなかった。

でも、生野菜じゃないサラダ?みたいなのがとにかく美味しくなかった。たぶん日本では口にすることのない調味料だかなんだかわかりませんが、そういうのを使っているのでしょう。飲み込むのになかなかの根性が要りましたよ。

だからスーパーでも、味の想像がつかないものは買わず、バナナとかリンゴとかクロワッサンとか、世界中どこであっても味に間違いのないものばかり食べてました。(つづく?)
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(義妹夫婦のアパートの窓から)



【 ご案内 】

令和2年10月4日(日)14:00〜勝嚴寺にて
義妹・小原紗英子の葬儀告別式を行います。
お時間のある方はどうぞ御弔問くださいますよう謹んでご案内申し上げます。

実にヨーロッパは遠かった。
乗り換え時間を含む飛行機だけで30時間もかかります。
特に今は、新型ウイルス感染拡大の影響で航空便自体が大幅に減らされているので、日本からベルギーまでの直行便がありません。今回は福岡空港から羽田、成田、ドーハ経由でブリュッセルまで移動しました。

台風のせいでなかなか出発できず、義妹の連絡を受けたのが日曜日の朝だったのに、自宅を出発したのは火曜日の午後でした。
とはいえ、この足止めの時間があって良かった。
渡航の許可をもらうために両国の大使館に提出しなければならない書類のとにかく多いこと。
しかも東京のベルギー大使館から、現地で原本を見せなきゃならないからここまで取りに来るか、もしくは代理人を立てて取りに寄越せ、ですって。これを東京在住の叔父にお願いして、わざわざ羽田まで届けていただきました。

今回搭乗したのは、カタール航空という、阪急電車みたいな飛行機です。
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なんでも、世界の航空会社の中でも満足度トップ3くらいのレベルを誇るとこらしい。
まぁ、子供にはなんやかんやプレゼントしてくれましたね。おかげで手荷物が増えた。
機内ではまさかのフェイスシールド着用義務。
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これは強いストレスでした。
しかし新型ウイルスの恩恵もありました。
なんと言っても搭乗率が低い。3人で乗って、座席番号は行きの2回ともA、C、Dで、さらにE、Fがいない状態。国際線なのに、完全に足を伸ばして寝ることができたのです。
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これは20万円くらいの値打ちがある。
しかもエコノミーの全乗客ができるのです。
さすがに寝てる時はみんなフェイスガードは外してました。

国際的に評価の高いカタール航空ですが、ヒマな時は乗員同士がすっごく楽しそうにお喋りをしてました。これには驚かされました。だってたびたび爆笑してるのが聞こえてくるのです。日本だと考えられないことですが、こっちの方が健全です。よく光子のところにも遊びに来てくれたし。
機内食も食べ応えのあるものばかりで美味しかった。食事間隔が短くて全然お腹が空きません。
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福岡から羽田まで1時間半。
羽田から成田まで4時間(移動はリムジンバスで約2時間弱)。
成田で何か食べればいいや、と甘く思っておりましたら、もちろん22:00という時間のせいでもありましょうが、コロナ禍で空港内の飲食店で営業しているお店はゼロ。焦ってコンビニで大量に食糧を買い込み、搭乗までの時間で無理やり腹の中に押し込めました。

成田からドーハまで11時間。
約4時間の乗り換えの後、ブリュッセルまで7時間。
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その間、機内食が3回出ましたが、光子の分もきっちり出るので、それまで食べてたらもう本当に満腹でなにも食べたくない。
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帰りの便では機内食にうなぎが出ました。
これは嬉しかったなぁ。

という行程で、福岡空港から数えて実に30時間かけてベルギーに到着したのでした。



【 ご案内 】

令和2年10月4日(日)14:00〜勝嚴寺にて
義妹・小原紗英子の葬儀告別式を行います。
お時間のある方はどうぞ御弔問くださいますよう謹んでご案内申し上げます。

ベルギーに住んでいた義妹(35)が亡くなりました。
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それは記録的な大型台風10号が上陸しようとする日曜日の朝のことでした。
すぐにでも駆け付けようかとしましたが、いかんせん台風の影響で2日間航空便は欠航。
新型ウイルスの影響で航空便そのものが少ない時期でもあり、出発できたのは火曜日の午後でした。

家族の中で誰がベルギーに行くかも問題でした。
しかしパスポートを持っているのが我々夫婦と子供のみ。義弟夫婦も連れて行きたかったのですが、急いで申請したところで2週間近くかかります。
嫁が1人で行くことも考えましたが、結局3人で行くことにしました。

結果的には3人で行って良かったと思います。
移動に要した時間は30時間。
嫁はとにかく動転しておりましたが、その間、子供の世話をすることでだいぶ気が紛れたようでした。

それ以前に出国の手続きの煩雑だったこと。
まるで新規で会社法人を立ち上げてるのかと思えるくらい提出書類が多かった。
こんなご時世ですから、普通は入国制限がかかります。しかし、両国大使館の計らいで今回はessential travel(必要欠くべからざる重要な旅行)と認めていただき、その分なにかと移動中は有利な配慮があったようでした。

わたくしは僧侶ですから、どうしても人の死に立ち会う機会が多いわけですが、ほとんどの場合その覚悟ができている方ばかりで、若くして突然家族を失った方に寄り添う経験は少ない。

生まれてきた以上、誰しも例外なく死を迎える。
それはもちろん頭では理解しているつもりです。
わたくしも50年近く生きてますので、それなりに身近な人も送ってきた経験もあります。
しかし、こんな身近で、しかも突然の別れは経験がなかった。わたくしより、義妹の夫をはじめ、妻の家族はもっと近い。

この死は、いったいどんな意味があるのだろう。
極めて短時間に、何回も何回も自分に問いかけます。

その答えがわからないから、いろんな人の意見を聞きたい。
同じような経験をした人のブログやYouTubeを貪るように見ます。

自発的に答えを探して回る。
真剣に疑問を持ったわけです。
おそらく全ての道において、問いを待つということにとにかく意味がある。

死んだ人の声が聞こえると言う人がいます。
そんな人が、こちらが聞いてもいないのに
『妹さんは寂しいと言ってますよ』
『妹さんはもう生まれ変わってますよ』
『妹さんは心配いらないとおっしゃってますよ』
と、各人がそれぞれ全く別々の答えをわざわざ教えてくださいます。

問いを待つよりも前に、
『さぁ!これが正解なのです』
などと、さも一見正しそうな答えを押し付けられても、いくらそれが正しかろうが、求めていない答えを飲み込むのはしんどい。

宗教とは、そんな問いかけにひとつの解答を提示する。
それが納得いくものであれば、それを飲み込む。
やはり宗教の役割とは、抜苦与楽、死の恐怖に対する安心を与えることに尽きると痛感しました。

妹はもう1人の自分であり、それと同時に自分はもう1人の妹であり、自分が存在している以上、妹も存在し続け、またそれは全てに繋がり、全ては見えない繋がりの中で永遠に存在する。

僧侶は法要が始まると最初に仏天を勧請(この場所にお呼びする)しますが、その場所はどこか。
それはまさに己心(自分の中)に他ならず、勧請することによって自分自身が仏となり、神となり、故人となって、自分の物質的な身体を使って法要を修する。

一言で書くとあっけなくまとめられますが、この死を受け入れるまで、幾千、幾万もの自己問答を経て、ようやく受容できたわけです。その3日間は、日常生活の3日間とは、時間の過ぎる速さも、密度も、全く異質なものでした。


令和2年10月4日(日)14:00〜勝嚴寺にて
義妹・小原紗英子の葬儀告別式を行います。
お時間のある方はどうぞ御弔問くださいますよう謹んでご案内申し上げます。


※おまけ
『ベルギーにてアイスクリームを買ってもらった』

近年の台風を形容するのに『10年に1度』という言葉の価値は間違いなく下がってきているように感じます。
だって、10年に1度の台風が、2年に1度くらい来ているから。
台風に限らず『激甚災害』に指定される地震や豪雨も頻発しています。

ところがやってきましたよ。
『世紀に1度』の台風が。

令和2年9月、台風10号。
果たしてこの台風が歴史に名前を残すのか。

あちこちでベニヤ板などで家屋を釘で打ち付けて補強する音が聞こえてきます。
確かに子供の頃はこの釘を打ち付ける音を良く聞いていたものだ。思えばこの数十年、これは全く暮らしの中から消えてしまった音のひとつだなと感慨深いものがありました。

さて。台風10号ばかりがクローズアップされていますが、その数日前に九州地方を襲った台風9号も決して勢力は弱くはなかった。
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ほら。白蓮会館佐賀道場の北側の壁に貼り付けていた看板の下部が外れ、まさに損害賠償フラグが立っている状況です。

予報では日曜夜から月曜日にかけて最接近するというのに、窓ガラスが割れた時のための養生テープは木曜日くらいから売り切れているらしい。
そんな勢力の台風に晒されて、この看板が生き残れるはずはない。

しかし、道場の2階は、普通の民家よりも高く、脚立で届くような高さでもない。
この九州一円で台風対策をしている時に、看板屋さんもすぐに来ることはできない。

道場生のグループLINEで相談しました。

そしたら足場屋の尾野拳士が真っ先に駆けつけてくださいました。
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完全に打ち付けて補強するか、撤去するか迷いましたが、万一のことを考えて撤去することに。
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他にも忙しい中、たくさんの道場生が駆けつけてくださいました。
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おかげさまで無事に撤去することができました。
お集まりいただいた
江口指導員、矢ケ部指導員、友成指導員、岸川拳士、齊藤拳士、龍さん、西久保さん、雨の中わざわざ駆けつけてくださり本当にありがとうございました。


ということで人事は尽くした。
あとは天命を待つ耳。

皆様の台風被害が最小限にとどまることを祈念申し上げます。

その日の動画をまとめてみました。
ぜひこちらもご覧ください。
 

19日に勝嚴寺の施餓鬼會大祭が終わり、わたくしにとっての長かった夏が終わりました。
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そもそも今年は新型ウイルス騒動のために、盂蘭盆の棚經そのものを実施するのかどうかを検討することから始まります。
現に5月の毎月祈祷は中止の案内を出したくらい。
6月には復活しましたが、7月末から再び雲行きが怪しくなってきました。
すでに7月中旬に盆棚經の案内のお手紙を全檀家さんに出していたので、できれば中止とかはしたくない。

そこで今年のお盆は、原則的にご自宅では門付け方式(自宅に上がらず、玄関で読經)で御回向を行うことに決めました。

これはすごく良かった。

どのお宅でも深く話し込んだりしにくいので、滞りなくスケジュールを消化できる。
とにかくスムーズでした。

なんと言っても正座をほとんどしていない。
1軒あたりの正座時間は15分もないくらいですが、それでも4軒回れば累計1時間、40軒回れば10時間は正座してます。わたくしは足首が内転しにくいので正座に強くないので、とにかくそれが苦痛でした。

それがない今年の身体のなんとラクなこと!

また、ほんのちょっとの行程ですが、履き物を脱いで玄関から上がって、正座のポジションを決めて、ロウソク線香に火を付けるという行為がなかったこともラクでした。回数が多い分、それがないだけで気持ちも随分とラクでした。
クルマで言うなれば、ギアをパーキングに入れたり、シートベルトを外したり、いちいち降りたりしなくても済むドライブスルーのような感覚です。

ただ、こんな形式でお経に廻りますよということは伝えていなかったので、訪問そのものをお断りなさるお宅も多かったのは残念でした。
あまり考えたくないことですが、来年以降同じような状況が繰り返される場合は、あらかじめこのようなかたちで訪問する旨をちゃんとお手紙に盛り込んでおこうと思います。

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さて、このたび父が自転車を買いました。
これがなかなか可愛い。
エメラルドグリーン?みたいな色で、小さくて、見た瞬間、あ。乗ってみたい、と思わせるような色気のある自転車です。

14日、15日の夜中にこっそり初運転したんです。


お盆のお供えのお膳って、灼熱の堂内に半日ほど置いているものだから、さすがに傷んで食べられない。
なので、施餓鬼と同様に、川に流します。

いつもはお寺からすぐ近くの芦刈水道という川に流すのですが、せっかく新しい自転車もあるし、少し(1.5kmくらい)離れた福所江に行きました。

本堂内部のすべての片付けが終わって、台所も片付けてからの川流しだったので、もう23:00を過ぎる頃でした。
Googleマップでどこに行くか決めて、新しい自転車のカゴにお供えの料理をまとめたボールを乗せて、いざ出発。

あまりにも久しぶりだったせいか、はたまた加齢のせいか、とにかく暗闇でなにも見えない。
最近の自転車はライトが軽いですね。
昔は重かったからライトを付けるのがとにかく億劫で、どれだけ暗い道でも無灯火でスイスイと走っていたような記憶がありますが、今はほんと無理。

勝手に?灯火してくれるのはいいが、もしこれがなかったらと思うと、ほんとに何も見えない。

わたくしが高校生の頃と比べて、最近の小城市三日月町は都市化が進み、真の闇と言えるような場所はなく、必ず街頭があります。

それでも怖い。

ということは、高校の頃のわたくしは、身体的にも精神的にも相当タフだったんだろう。

目的地の、福所江川とJR長崎本線の交差する橋のところに着きました。
付近には全く民家もなにもないところで、ただでさえ田舎で暗い佐賀県の、中でも選りすぐりの暗闇スポットと言っても過言ではないくらいの場所でした。

そんな中、携帯のライトで川に近づき、供物を流します。携帯のライトがなかったら足元なんて見えません。

それでも昔は携帯すらなかった。
なんで高校の頃ってあんなに無茶ができたのだろう。

そうやって流れた月日を回想しながらお寺まで帰ってきました。
今度は自転車で佐賀道場まで通ってみようかな。


そうそう。YouTubeを細々とやってます。
ハッシュタグ#お坊さんあるある@お盆、で毎年Twitterが盛り上がりますが、それ系の動画を作ってみました。


暇ができたら2020年という特殊なバージョンでも作ってみたいと考えてます。

よかったらチャンネル登録、あとリクエストなどももよろしくお願い申し上げます。

議論され尽くした感もありますが、スポーツと武道の違いとは何か。
折に触れ、考えさせられます。

特に今般のコロナ騒動で、そもそもの道場の在り方など、普通なら考えも及ばないようなことまで、いろんなことを考え、自問自答してきました。


武道とスポーツの違い。

よく言われる違いに礼儀があります。
『武道は、礼に始まり、礼に終わる』。

しかしおそらくそうではない。

礼儀で言うならば、テニスの礼節の厳しさなんて、そのへんの武道と言われる競技と比べて全く劣るところはない。
『スポーツをやってたから挨拶じょうずね』
という会話はどこかしこで耳にします。
どんなスポーツも、礼儀、挨拶はしっかりしてます。
ほとんどのスポーツが礼に始まり礼に終わる。
礼儀・挨拶なんて武道だけの専売特許じゃないのです。

また、スポーツを通して社会の縦関係も学びます。
当然ながら、いわゆる『体育会系』は武道だけに限りません。
『目上の人に対して敬意を持つ』
これも全てのスポーツ(ひょっとするとこれは国内だけかも?)に共通します。


わたくしが考えるに、武道とスポーツの違いは、試合で勝つことを目的としているかどうかではないかと思うのです。

スポーツは、まず競技があり、そこにはルールがあり、その中で自己を表現することが大事であり、そのルールの範疇にないことに力を入れるのは好まれない。

逆に、武道に限らず道と付くものは、試合に勝つことは目的成就の手段のひとつであり、それを最終的な道の終点にしない。

例えば、フルコンタクト空手の大会では手技による顔面攻撃は禁止されている。
だからといって基本稽古は必ず正拳上段突きからスタートし、しかも基本の突き技のほとんどは顔面を狙うものばかりです。
さらに、逆技もある。型もある。

こうやって我々は試合にない技術修得に時間をかける。


はっきり言って非効率です。


でもそれが武道。
なぜか。
試合が目的ではないからです。
目的は結果を出すことではなく、そこに至る道に於いて、どのような精進をしてきたのかが大事で、歩みそのものが目的です。


もしボクシングジムでサンドバッグを蹴ったら、ジムの方は良い顔をしないでしょう。
『おい!ウチのサンドバッグは蹴るもんじゃない!どうしても蹴りたいなら空手かキックのジムに行け』
と怒られると思います。

空手の道場で、先生に
『相手が複数だったらどう戦うんですか』
『相手が刃物を持ってたらどう対処すればいいんですか』
みたいなことを質問してみてください。

きっと空手の先生なら
『そんなつまらんこと考えなくていい!それより試合に勝つためのことを考えろ』
などと言わず、どう戦えばいいか教えてくれるはずです。
これは日本全国、どの空手道場の先生でも同じだと信じております。
よしんば先生がその質問の答えを用意してなかったとしても、
『え?そーだねぇ。オレならどう戦おうかなぁ』
などと、きっと一緒になって答えを考えてくれるはずです。

空手家なら、常に試合と関係のないところを意識しているのです。

これは別にスポーツが劣っているとかの話ではない。
武道とスポーツというのはそもそもスタート地点が違うのだが、武道のとある部分が、途中でたまたまスポーツとリンクしているだけのことだと思うのです。

だからボクサーにも武道家は間違いなくいますし、逆に空手道場にも空手をスポーツだと割り切ってやっている人もいる。


白蓮会館の場合、
『健康増進・護身練胆・精神修養』
を三徳として、この3つを空手の目的としています。
いわば企業理念です。
ここには試合に勝つということは含まれない。
試合は、その途中に至る道に待ち構える目標のひとつです。

試合に出るということは、段階的に設定する目標としては、他のどのようなものより有効なものだと思います。

今回のコロナ騒動で、空手の大会が続々と中止となっています。
練習もできなかったが、大会がないから面白くないという理由で空手を離れた人の話をよく聞きます。

大会がないのは確かに残念なことですが、全体の精進の中で、試合というものは数ある段階目標のうちのひとつであり、そのひとつが何らかの理由でなくなったとしても、それで道の歩みを止めるのは武道ではない。

幸いにして、白蓮会館九州本部の道場生は、誰ひとりとして退会することなく、以前と同じように精進を続けてくださってます。

より遠くを見定めて、目先の流行に左右されることなく、不染世間法 如蓮華在水、これからも白蓮の花のように共に精進していきましょう。


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白蓮会館佐賀道場、6月23日に床をこれまでのブルーのジョイントマットから、わさび色の柔道畳に敷き替え、20年の見慣れた道場の景色が大きく変化しました。

今年は復活組が多く、毎週感激してばかり。
またそんなメンバーも改めてご紹介します。


令和2年5月26日(火)20:30頃、極真連合会沖縄支部・喜久山泰道先生が御逝去されました。

先生は、わたくしが選手を引退してから活躍なさった世代の選手なので、それほど親しいわけではなかったのですが、大会会場でお会いする際には必ず礼儀正しい言葉遣いで挨拶してこられ、
『ブログ読んでます!先日の〇〇の記事はめちゃくちゃ勉強になりました』
などと、この拙いブログ記事をしっかりと読まれた上でいろんな質問をされたりするものだから、それはもう強い親近感を覚え、いつしかわたくしの方がファンになっていました。

現在の流行にひとり反するような、トラディショナルな長袖の空手着、身長差のある相手にも決して怯むことなく立ち向かっている組手スタイル、そしてやはりあの笑顔と爽やかさ。
要するに、極めて魅力的な人物だったのです。

白蓮会館の沖縄大会ではお子様の審判を何回かさせていただきました。
惜しかった試合、見事だった試合、幼いが故のトラブルで会場が爆笑したりした試合もありました。常にセコンドにいる先生は笑顔でした。
お子様のことも讃えたかったし、他の道場生の印象に残る選手はたくさんいました。
審判交代の後に、先生とさっきの試合の話をしようと思いながらも、こちらもいろいろバタバタしていてなかなかタイミングに恵まれず、言いたかったことは本当にたくさんありました。

そんな中、余命を宣告されたという知らせを受け、強い衝撃を受けました。
そして、折しも新型ウイルス感染拡大のための自粛要請の期間であることに、もう会えないかもしれないという焦りを覚えました。

沖縄に行きたい。
何ができるわけでもないけども、先生のために直接会って祈りたい。
そんなことを考えました。

先週の金曜日、わたくしのFacebook投稿にいいねをつけてくださり、ああ、まだ元気でいらっしゃるなと思い、思いのほか緊急事態宣言の解除も早く、白蓮会館の沖縄大会は延期になったけど、1回沖縄に行ってみようかと金曜日に妻に提案してみました。

そんな矢先の訃報でした。


ああ、なにもできなかった。


なんでこんなに先生のことが気になるのだろう。

きっと、本当に空手家として、ひとりの男として、わたくしは先生に単純に惚れていたのでしょう。

先生のお子様を始め、道場生の皆様が、おそらく先生の魂を受け継いでくださる。
そんな皆様とこれからお会いすることにより、これからも先生といつでもお会いできるものと考えております。

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願わくば霊也 白毫縁起の宝土に於いて回向供養の法楽を享け 無始の重障を滅除し 親り諸佛を見奉ることを得 妙法を聴受し 三因を開發し三徳を資成し この宝乗に乗じて普く法界に遊び 疾く道場に赴いて佛知見を開き 宝蓮華に座して等正覚を成せん
南無妙法蓮華經

5月24日、早いもので光子が2歳になりました。
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ただでさえ結婚が遅く、さらに結婚してから子供を授かるまで10年が経ち、すっかり自分のことだけを考えて暮らすかたちに慣れきっていたわたくしの生活に突如この子が現れて、手探りでバタバタしているうちに、実に2年も経過したのかと思うと信じられない。

2年どころか、もっと長いことずーっと一緒にいるような気もするし、逆にそんなに時間経ったっけ?という感覚も両方あります。

そういえば先頃、初めて散髪しました。

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その髪で筆を3本作りました。
次に荒行堂に行く時に、この筆で御本尊を拝写したいと考えています。
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ここ最近、階段の登り降りや、ちょっと距離のある移動の時に抱っこを嫌がり、よく
『じぶん』
と言います。
自力でやらせろ、ということみたいです。
階段を降りる時などは、本人にやらせると7倍くらい時間がかかるので、抱っこして一気に終わらせたいのですが、なかなかこだわりが強い。

毎日、なにかしら語彙が増えるので、毎日が驚きです。


コロナ期間中、道場がないものですから、夜にちゃんと在宅しています。
そうなると、やはり娘を風呂に入れるというタスクがわたくしに課せられてくるわけで、おかげでこの2ヶ月はほぼ毎日一緒にお風呂に入りました。
もともと入浴時間が長いわたくし、YouTubeで講演などを聞き流しながら子供が飽きるまでずっと一緒に入ります。子供はひたすらお風呂用のおもちゃで1時間近く遊びます。小さい器でお湯をすくって、それを大きな器に移す。そんなことを延々と繰り返しています。
高きから低きに流れること、最後には必ず高さが均質化されること、目に入れば痛いこと、口までお湯につけると呼吸ができなくなること、あと浮力があること、こうやって人間は自然界の物理法則をインストールしてきたのだなと自分の経験も含めてしみじみと振り返ります。


そうそう。

話は変わりますが、このコロナ自粛期間中に、有り余る時間を利用して、夫婦共にYouTubeチャンネルに力を入れ始めました。
どうぞそちらも登録の程よろしくお願い申し上げます。


大野英章のYouTubeチャンネル
大野英章

空手以外の大野英章からの情報発信はこちらのチャンネルにまとめます。主に宗教関係、気学、あと個人的なことなどです。


大野真如(上田都)のYouTubeチャンネル

こちらは主に子供の成長記録として使っていきたいと考えています。


白蓮会館九州本部ののYouTubeチャンネル

こちらのチャンネルは言うまでもなく、空手道場の情報発信をメインにしていきます。
よかったらチャンネル登録よろしくお願い申し上げます。





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【 道場休館のお知らせ 】

新型ウイルス感染拡大の現状を鑑み、白蓮会館福岡道場および佐賀道場の正規稽古を、4月6日より当面の間お休みすることに致しました。
これまで換気、検温、消毒、および接触機会のあるミット、スパーリングの中止という対策を採ってきましたが、急速に地元にも迫りくる感染拡大の状況を考えると、関係各位の健康と生命を守るためには、しばらく閉館することが最善ではないかと考えました。
その間の会費、再開時期など、詳細については近日中にお知らせ致します。
なにとぞ当会館の方針にご理解いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
【 道場での自主トレ 】

休館期間中は、佐賀道場・福岡道場共に、レギュラーで使われている団体の利用のない時間に限り、道場生の自主トレーニングのために開放します。
ただし道場を使用する場合、入館・退館時の検温と消毒、練習中の換気、および他者との接触があった度に手指消毒を必ず行ってください。帰宅後の即時入浴と着ていた服の洗濯もよろしくお願い申し上げます。


【 リアルタイム配信について 】

この閉館期間中に、月〜金曜日まで18:00からYouTubeの白蓮会館九州本部のチャンネルにて、道場生のための『自宅でできる基本稽古』をリアルタイム配信したいと思います。


ぜひチャンネル登録をお願いします。


【 そして感謝】

昨夜(4月8日)、皆様のご協力のおかげでYouTube白蓮会館九州本部のチャンネル登録者数が1000人を超えました!心より感謝申し上げます。

ただ、1000人を超えたからと言って即日、携帯電話からライブ配信ができるようになるわけではなさそうです。しばらく運営による審査があって約1ヶ月くらいかかるみたいです。それまではパソコンのウェブカメラからの配信を続けます。

パソコン画面から配信するとやや暗めに見えますが、昨日(8日)の2つの動画を見比べていただくと分かる通り、同じ場所なのに携帯からの配信の方が圧倒的に明るくて見やすくなります。

1ヶ月後、携帯からのライブ配信ができるようになる頃には事態が終息していて、再び平常通りの稽古に戻れるように祈ります。


【 おことわり 】

昨夜、わたくしの祖母が亡くなりまして、本日(9日)18:00〜伊万里市にてお通夜となりました。
とりあえず毎日リアルタイム配信をする予定だったのが、どうしても本日の撮影・配信ができません。

代りに本日18:00頃、福地将人支部長が全国の白蓮会館道場生のために作ってくださった動画をアップします。本日はぜひそちらをご覧になりながら自宅でのトレーニングをなさってください。
ただし、こちらの動画は白蓮会館の道場生のみに限定公開となります。Facebookグループ『白蓮九州のつどい』ページおよびLINEグループ『白蓮会館九州本部連絡網』にてURLを貼り付けます。
外部の方でどうしてもご覧になりたい方は、お近くの白蓮会館各道場に入会なさってください。


【 撮影協力者募集 】

基本稽古のライブ配信のお手伝いをしてくださる道場生を募集しております。


〜募集要項〜

期間 平日18:00〜約1時間
人数 若干名(1〜4人)
場所 佐賀道場
   ときどき福岡道場だったり勝嚴寺だったり
申込資格 白蓮会館の道場生およびその家族、友好団体所属の方
申込方法 本部長に直接メッセージか電話ください
選考方法 早い者順(出演回数の少ない人優先)

どうぞよろしくお願い申し上げます。




アナロナビクナビ 

睡たく桐咲きて
峡に瘧のやまいつたわる

ナビクナビアリナリ 

赤き幡もちて
草の峠を越ゆる母たち

ナリトナリアナロ 

御堂のうすあかり
毘沙門像に味噌たてまつる

アナロナビクナビ 

踏まるる天の邪鬼
四方につつどり鳴きどよむなり

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