【 大野英章の“昼夜常精進”】

空手道場 白蓮会館(佐賀・福岡) ならびに 日蓮宗仙道山勝厳寺の活動日記。

仙道山勝嚴寺は、佐賀県にある日蓮宗の寺院。各種因縁・未来鑑定/加持・祈祷修法・お祓い・追善供養・水子供養/葬儀・納骨堂・墓地/宗教相談/妙法蓮華經/観心の本尊

国際空手拳法連盟 白蓮会館九州本部は、佐賀・福岡で活動する実戦空手道場。護身錬胆・健康増進・精神修養。ステップ指導で無理なく上達/各会員の目的に応じたクラス編成/新人戦・選手権への挑戦/子供達の礼儀の徹底と体力の向上。

先日、とある空手の試合会場にて、リングの上で乱闘が起きました。

現場にいなかったウチの指導員に、最終的な結果を伏せて、その時の状況を説明しました。

あなたならどうするか。
皆様もお考えください。

片方の選手(外人選手)が反則行為を重ね、減点を取られました。
実戦空手の試合において減点を取られるということは、99%の確率で勝てない(残り時間でダウンを取らないと絶対に負ける)ということです。

時間がきて、判定になります。
まぁ、減点を取られた選手の負けです。

で、判定の最中に、負けの確定した選手が相手に歩み寄り、まさかのいきなりハイキック。続けてパンチを連打しながら猛然と突っかかって行ったのです。

やられた選手は状況が一瞬飲み込めなかったのでしょう。わずか数秒、いや1秒くらいでしょうか、すぐには反撃できません。
副審が一斉に飛び掛かります。
セコンドもリングに駆け上がります。
その他の関係者も駆け上がります。
3〜40人はいたでしょうか。開会式の時くらいの人数はいました。
リングの上では揉みくちゃで殴り合いが起きます。


で、考えてください。


あなたが大会主催者なら、判定の間に相手に殴りかかったその選手にどのような処分をしますか?


ウチの指導員は答えました。
『うーん。ま、とりあえずは退場処分やろーねぇ』。


ですよねぇ?


皆様のお考えはいかがでしょう。

とりあえずは退場にするのが適当ではないかと思われますが、今回の事件は悪質です。それだけでは済まされません。
その後、他団体であってもたとえば今後この大会には出場を断るとか、もしくは出場停止期間2年とかにはするでしょう。
はたまた同じ流派なら、内部処分として謹慎数ヶ月とか、それどころか、今回は破門すらもあり得るくらいの暴挙です。


で、この乱闘騒ぎのあと、どうなったかと言えば


image



1時間半の審議(当然その間大会は中断)とあと、なんと判定は無効となり、特別延長戦をやり直すことになったのです。


はぁ?でしょ?


で、これまた後味の悪いことに、試合の結果もひっくり返ってしまったんですね。

その問題の選手と、そのセコンドは大喜び。
会場の外国人もみんなスタンディングオベーション。

この選手は結果準優勝したのですが、聞いた話によると試合後のインタビューでも
『今回は騒ぎを起こしてすまなかった』
『見苦しいところをお見せして申し訳ない』
などの謝罪の言葉も一切なし。


全く自分は悪いと思ってないのです。



で、もし。

同じことを日本人が、しかも他流派の選手がやっても負けた試合を無効にしてくれるのか。

じゃあ、負けたらゴネてみよう。
もう一回延長戦ができるかもしれないよ
ってことになりますな。

まぁ、いくらなんでも日本人選手がそれをやることはないでしょうが、確実に諸外国にナメられてしまいました。


これは、テロ行為です。


この大会はテロに屈したのです。


テロとはなんぞや。

テロの定義をちょこっと調べたのですが、この言葉には100を超える定義があって、一言で説明するのはなかなか難しい。

わたくしがイメージするテロ行為とは、
『相対的に弱い立場にある者が、より強い相手に対して自分の要求を通す目的で、相手の嫌がる行為を不法に行うこと』
だと思っています。

代表的なものに、ハイジャックがあります。

国家という強い相手に自分の要求を飲んでもらうために、相手が嫌がることをする。
国家が嫌がることって何がありますか?
それは何と言っても多数の自国民を殺されること。
だから飛行機を奪い、国民を人質に取り、お前のとこの国民が殺されたくなければ我々の言うことを聞け、という論理で要求を通す。

他にも、近年では世界各地で爆弾テロが頻発しています。
人通りの多い道の車に仕掛けたり、客が多いお店に仕掛けたり、無差別にそこの国民を殺す。

で、これ以上このような悲しい事件を起こされたくなければ我々の意見を聞け、というのがテロ行為です。



日本は平和ですが、テロリストは我々の極めて身近なところにもいます。

たとえば、幼い子供にはテロリストが多い。

なにをいきなり物騒なことを!と思われるかもしれませんが、規模の大小は異なるにせよ、言葉を話せる年齢の子供が公衆の面前で泣きわめく行為の半分は、悲しいという情動からではなく、したたかなテロ行為です。

お菓子売り場、おもちゃ売り場で、親に
『買って!買って』
と要求を通す子供を見かけます。
親がダメよと断ると、いよいよ大声で泣き叫んだりします。
そうすると、親は
『今日だけ特別だからね』
などと言って、子供の要求を飲む。

これがテロリストの手口です。

自分の親はみんなが見ている場所で泣きわめかれたくない、ということを子供は経験的に知っています。
だから、ここでひと芝居打って、親を困らせれば要求が通るんじゃないか、と、とりあえず大声で泣いてみる。

困った親はとうとう
『今日だけ特別だからね』
と釘を刺した上で買ってやる。

子供を黙らせるために、子供の要求を飲んだのです。
テロリストに、テロ行為をやめさせるために、テロリストの要求を飲んだのです。

テロに屈すれば、また同様の事件の再発を生みます。
この子供は、また自分の欲しいものがあれば、大勢の人混みの中で前回と同じように泣き叫びます。このやり方が親に要求を通すためにはかなり有効な手段であることを覚えたからです。



時折、大使館に人質を取って立て籠もったり、YouTubeで処刑の動画を上げたり、この日本に関する、悲しく、ショッキングなテロ事件が起きます。

テロに負けないとは、残酷なようですが、人質の命がどうなろうとテロリストの要求は絶対に飲まない、ということです。
もちろん、人質の命は大切なのは言うまでもありません。
しかし、日本を除く他の国々はテロリストに絶対に屈してはならないということを痛いほど理解しています。
それくらい諸外国は歴史的に手痛い目に遭ってきたのです。


近年では日本国内において銀行強盗はほとんどいません。
確実に失敗するものだから、リスクが高すぎて誰もやらないのです。

他の国々でも、人質を取って立て籠もることも、追い込まれた犯人が最後の最後にそういう抵抗の仕方をする場合もありましょうが、計画的にそんな犯行をする者なんていません。

絶対に失敗するからです。

日本以外の国で人質を取って何らかの要求をしたところで、特別鎮圧部隊に突入され、犯人グループは人質ごと全滅させられてしまう。

だからこそ、近年では無差別爆弾テロなど、犯人が特定されにくい手口に変化してきました。
犯人がいくら人質を取っても、必ず犯行グループは全滅させられるからです。

今後2度と同じような犯行が出てこないように、テロリストは徹底的に叩き潰す。
これが国際的な対テロリズムの基本ルールなのです。


今からまさに殺されようとする人質を目の前にすれば、誰しもテロリストに負けそうになる。
しかし、そんな情緒的な理由でテロリストの要求をいちいち飲んでいたら、翌日から、なんだよ、あのやり方って通用するのかと思われてしまい、次々に同様の事件を誘発し、結果、犠牲者の数はもっともっと増えてしまいます。


今回の大会において、主催者はその外人選手にどんな遠慮があったのか知りません。わざわざ遠くからお金をかけて日本まで来てくれたのを可哀想に思ったからか、これまで空手母国日本の王座を守るために外人選手に酷い判定をし続けてきた贖罪意識か、それとももっと政治的な裏事情があったのか。
しかし、そんな情緒的な理由でルールを超越した行為を許したら、今後の運営が危ぶまれてしまいます。

もし次に他流派の日本人選手が判定中に暴れて、失格になったとします。

その時にその選手は開き直って言えばいい。

どんな理由で僕は失格なのですか?
前回の大会で、今日の僕と同じことをやった選手は再試合ができましたよね?
なんで今日はそれがダメなのですか?
僕にも再試合させてくださいよ、と。

マスコミは
『武道の会場で乱闘という品格に欠ける行為が…』
などと言ってますが、実はそんなことはどうでもいい。
そりゃ乱闘とかわたくしも25年カラテやってて初めて(本当は2回目)ですが、そもそも空手は格闘技。殴り合いでどっちが強いかを決めるのが空手ですから、それも起源を辿ればまぁ、ありえることかもしれない。

この団体は今後、判定を不服として突如相手に殴りかかるような選手を処分するための根拠を失うという、あまりにも重大な禍根を残してしまいました。
無理を通せば道理が引っ込む。
テロに屈した代償はこれから大きくのしかかってくるんじゃないかと、そっちの方が心配です。




【白蓮会館 福岡道場】電話 092−852−1488
e6faef82-s


【白蓮会館 佐賀道場】電話 0952−34−4151
header








◆試合に出場することにより、下記の経験を得ることができます。
 1.努力する大切さを学ぶ
 2.プレッシャーに打ち勝つ
 3.思いやりの心を育む
 4.仲間の協力に感謝する
 5.成功体験を積み重ね自信をつける、など

◆白蓮会館は通常、手技による顔面攻撃なしの直接打撃制ルール・別名フルコンタクト空手ルールの試合に出場しています。金的、背後への攻撃と、手による顔面攻撃が禁止されていることを除き、突き蹴りを自由に相手の身体へ直接当てていきます。当然同じように相手の反撃を食うことも覚悟して出場してください

◆試合会場には原則、各自で集合します。突発的な事故等でやむを得ず選手を会場に送迎できない場合、本部長に連絡してください。

◆近年、選手の昼食が出ない大会が増えています。会場付近に買い物ができるお店がないことも多いので、あらかじめお弁当など昼食の準備をしておいてください。

◆試合に負けた子供は温かく迎えてあげてください。まれに試合会場で負けた子供を怒鳴りつけたり、殴ったりする親を散見しますが、武道の品格を貶める許されない行為です。絶対にやめてください。

◆時間があるときは、我が子と同じようにできるかぎり道場の仲間も応援してください。

◆白蓮会館道場生の最後の試合が終わった時点で解散式を行います。また、後日道場にて、自分の試合のレポートを全道場生の前で発表してもらいます。

◆格闘技は全身を使った知的ゲームであり、白蓮会館の道場生には、空手を通して、学校教育で軽視されている非言語思考力を鍛えてもらいたいと考えています。

◆選手としての実績は、それが空手界でどんなに素晴らしい成績でも、残念ながら社会ではほとんど評価されません。しかし、試合に挑戦した中で得られた経験により、空手以外の各分野で有益な人材として活躍できると信じています。だからこそご父兄の皆様には、我が子が試合に勝っても奢らないように、試合に負けても腐らないように見守りながら、温かく長い目で応援していただければと思います。
edb9c9e7

この写真は3年くらい前の昇竜門。
明日、初出場の皆さま、しっかり頑張りましょう。



【白蓮会館 福岡道場】電話 092−852−1488
e6faef82-s


【白蓮会館 佐賀道場】電話 0952−34−4151
header









あけましておめでとうございます。
謹んで改春のお慶びを申し上げます。

旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
image

今年は丁酉(ひのととり)一白水星。
わたくしの本命星は震宮に廻座しますが歳破がかかります。
力まず、できることを堅実にやっていきます。

もちろん勝嚴寺では年越し水行から新年が始まります。今年も参加者が多かった。
参加者の皆様、各地より勝嚴寺に初詣においでくださり本当にありがとうございます。

image

さて。今年の目標としましては。

ウエイトトレーニングを頑張ろう。
そして少し痩せよう。
もう一度ファスティングにチャレンジようよう。


他にもいろいろありますが、とりあえずその辺が今年の目標です。

どうぞ改めて皆様、よろしくお願い申し上げます!
image

image

ここにきて病状が悪化し、いよいよ切るしかないところまで来たようで、先々月、我が兄龍祥が左脚を膝の下から切断しました。

だいじょうぶです。

本人も、家族も、それをさほど不幸なことだと思ってませんし、新たな気づきを与えていただいた貴重な経験をさせていただいているとむしろ感謝しているほどです。

兄はみずから冗談を言っております。

『足なんて飾りですよ。偉い人にはそれがわからんのです』
image


他の人が言うならけしからん冗談ですが、まぁ、本人の口から申しておりますので。


生きている人のカラダの一部を焼却するってどうすればいいのかご存知でしょうか。
だいたいは切断した病院が、翌日まとめて焼骨に出すらしいのですが、個人でお願いして、それを持って帰ることもできます。

兄は、骨を持って帰ることを希望しました。



自分の身体の一部を焼くとはどんな感覚だろう。

例えば、子供の頃に歯の生え変わりの時、下の歯は屋根に投げろ、上の歯は庭に埋めろ、と親に言われて素直にその通りにしていましたが、実際のところ、自分の歯をそうやって手放すのはちょっと嫌でした。

大人になって、最後の親知らずを抜いた時、これがまた歯の根っこがごっつくて抜歯の際に大いに苦しめられたのが、却って愛着が湧いて捨てずに取っておきました。

そうは言いながら、すぐにどっかに行ってしまったのですけれども。


自治体によって違うのでしょうが、なかなか煩雑な手続きが必要でした。
たまたま焼却の担当をしたのは、兄の小中高の同級生である中島逸郎さん。
image

兄のこんな大事に中島さんが担当になってもらって本当に良かった。

こうやって、特別に木箱を作って
image


そして焼いてもらいました。
image


別に、死んだわけじゃないから悲しくない。
我々の服装も普段着です。
image


しかし、これがまた目立つ。
小さい箱と、父、伯母の3人でしたから、せいぜいペットの死骸でも持ってきたのかというくらいのいでたちです。
バシッとブラックフォーマルでいらっしゃる他の団体からすると、なんだあの変な3人組は?くらいに思われたことでしょう。
(※ちなみに火葬場ではペットの死骸を焼却することはできません。)

中島さんに聞いたところ、人体の一部焼却は少ないものの、流産の場合には普段着、少人数で来られることがあるそうな。

火葬?が済むまで控え室で待ちます。
image

体積が小さいからすぐに呼び出しがありました。
image

骨の数が少ないものだから、これが小指の第一、第二、第三関節ね、とわかります。
でも全部いっしょくたにして骨壺に入れて持って帰りました。



ここでも兄は一言ブラックジョークを。

『さて。一足先に火葬を済ませた』。

うん。確かにふたつの意味で一足先に火葬したね。



現在、兄は佐賀記念病院の329号室に入院しております。
もうすぐリハビリが始まるそうです。
いたって元気ですから、時間があれば遠慮なくお見舞いに行ってやってくださいませ。

image

ちなみに切断面は丸いのかなと思いきや、大根を包丁で切ったみたいに、スパッと断面そのままだそうです。
包帯を外して実物を見たことはありませんが。

時々、兄は、今ではもうない足の、指が痒かったり、痛かったりするそうな。
戦争で手足を失った人の、いまもそこに手足があるような感覚がずっと消えないなどと言いますが、おそらくそんな不思議な感覚がつきまとうのでしょう。

いろいろ障害を抱えることとなりますが、本人も家族もいたって元気です。
どうぞ今後も兄・大野龍祥をよろしくお願い申し上げます。

始発で宝塚に向かっております。

朝5時の駅には、意外に人がいるとも言えますが、やはり日中に比べると少ない。
みどりの窓口で並ぶことなく切符を購入できます。

そういえば、つい先週の日曜日も始発で大阪に行きました。
その時は女性の駅員さんでしたが、わたくし以外にも4〜5人のお客さんがいて、列の後ろからみていると、皆さん
『新大阪まで往復』
『京都まで往復』
などと、西日本のメジャーな都市に往復なさる方が多かった。
東京を始めとする東日本の都市名が出てこなかったのは、そのくらい距離を移動なさる場合、きっと皆様は飛行機を使われる。
ということは、佐賀駅のみどりの窓口を使う人は、京都、新大阪、新神戸のどこかが目的のお客さんが大多数を占めているのでしょう。

そんなお客さんが次から次へと並び、その受け渡しにひたすら忙殺されるみどりの窓口業務。


で、本日の駅員さん、わたくしが
『宝塚まで往復おねがいします』
と言うと、俄然モチベーションが上がったのが分かります。
わたくしの後ろに誰もいなかったのもあるかもしれませんが、昔ながらのボロボロになった時刻表の本を取り出し、せわしく机を指で叩きながら、もっとも早く、そして安く行けるルートを考えてくれます。
そんなに長い時間ではなかったのですが、一瞬の高揚感というか、明らかにテンションが上がっていらっしゃる。

『うーん。宝塚ってのはですねー、新大阪までの往復割引がありますので、その切符のまま宝塚まで行って、乗り越し精算なさるのが一番いいんじゃないかと思いますが、いかがでしょう』

まぁ、わたくしも素人ながら大阪市内往復切符だけ買って、そこから現地で乗換案内のアプリでも使いながら適当に行こう、くらいにぼんやり考えてましたので、
『はい、それでお願いします』
と即答。

キーボードを打つのの裏打ちで指で机を叩くのがクセなのか、阪神の掛布がバッターボックスでペロッと指を舐めたりするのと同じ、彼なりの調子の良い時のリズムの取り方かもしれません。
鉄道が好きでJRに就職したのか、JRに就職したから鉄道が好きになったのかわかりませんが、間違いなくこの駅員さんは鉄道が好きなのでしょう。



そういえば、どこの駅だったか忘れましたが、10年くらい前に、それこそみどりの窓口で、ちょっとマイナーな都市を複数経由して東京に行く、みたいな、ちょっと面倒くさい経路の切符を買ったことがあります。

それを窓口の人に伝えた時、小さい声で
『よっしゃ!ちょっとおもしろいのが来たぞ!』
とひとりごとを言いながらパソコンのモニターに向き直った人がいました。


やっぱり嬉しいんでしょう。


ほとんどのお客さんが
『東京まで』
『新大阪まで』
『博多まで』
という、ありきたりな買い物をする中で、この駅員さんにとっては、その時のわたくしの行程を一緒に考え、最善と思しきルートを提案することは、仕事人としての最高級の喜びだったのでしょう。


まさに仕事にいそしむ人です。


そういえば
『いそしむ』
という言葉は英訳ができないらしい。

聖書には、原罪を犯した人間に、神が罰として、男には労働の苦しみを、女には出産の苦しみを与えたとあります。
西洋人にとって労働は罰であり、決して楽しいものではない。

『いそしむ』という日本語は、仕事をやっていく中で、その仕事に喜びを見い出し、誇りを持って自発的に取り組む、ということを一単語で表したもので、英語には初めからその概念がない。

人間にとって最高の喜びとは、自分の行いが他人の役に立っていることを実感することに他ならないと言われています。

その喜びを味わったから、また仕事が楽しくなる。
だから、ますます仕事を頑張る。
それが『いそしむ』。


何か協力を得たい時は、いやいや仕事をやってる人よりも、仕事にいそしんでいる人に頼みたい。
みどりの窓口なんてまさに一期一会で、2度とあの駅員さんから切符を買うことはないかもしれません。

しかし、今日はあの駅員さんから切符を買ったおかげで、新幹線の中でもずっと幸せな気持ちが続いております。

いい旅をさせてもらってます。

image

ワールドカップの翌日、ホテルのチェックアウトの時間を過ぎても寝ていたためフロントからの電話で目が覚めて、慌てて腫れた目で部屋を飛び出すところから始まった今週。
同じホテルに泊まっていた山形勢と一緒にランチ。
その後、クルマで応援に来ていた太田貴幸指導員と山鼓大指導員と合流して、関西観光へ。
image

そう。わたくしが推す観光地は明日香村。

やはりまずは高松塚古墳から。
image


石舞台古墳。
image


ほかにも、マイナー過ぎて、ここに話題にしたところで誰も相槌を打ってくれないような、天皇陵には指定されていないものの、これ、絶対に天皇級の埋葬者としか思えない完成度の高さなのに、ほとんど誰も訪れることのないような古墳をいくつか巡りました。

相変わらず、太田指導員は感動しているフリがじょうず。
無理から薀蓄を聞かせるわたくしも、そのおかげで実に気分良く観光できました。
image


その後、明日香村から程近い橿原神宮の駅前に拠点を構える正道会館奈良支部・西尾先生のgrand squareにお邪魔してきました。
image

このスタジオのクオリティがこれまた高い!
おそらくここはスポーツ施設としては日本一の空間ではなかろうか。

スタジオには芳香器が設置してあって、いつもいい香りが漂っています。
普通のジムや道場は、プンと汗の匂いがするのとは大違いだ。

つい先日、調子こいて地元福岡でモデル登録を済ませた山鼓大にポーズを決めてもらい記念撮影。
image

そう。ここはモデルさん達の写真撮影専用スペース。
image

この背景のロゴば貼ってある部分はわざとすりガラスにされていて、撮影者が反射して写真に写り込まないように配慮されているのです。

トイレなんて、ほら。
image

まるで表参道のカフェとかサロンのよう。

ここまでやると人気も出るだろう。
よし。ウチも頑張ろうという気持ちになりましたよ。


夜は神戸に移動して、七海の故郷・白蓮会館神戸支部の道場稽古を見学してきました。

ああ、写真を撮り損ねた。

夏に神戸から福岡に移籍してきた辻姉妹の動きを見ていて、ちょっと気になる点がいくつかあったので、その確認のためです。

かなり勉強になりました。

夜は夜で、相変わらず大先輩である播戸支部長に豪華な食事をご馳走になり。

ほんと、いつもありがとうございます。

辻姉妹は来週23日に宝塚で開催される宮野道場の全日本ジュニア大会で、故郷に帰ります。
神戸の皆様、いつまでも2人を仲間だと思って、どうぞよろしくお迎えください。



そうそう。

月曜日(20:20頃)はウルトラ・スーパームーンとからしく、68年ぶりの光量がある満月だったそうな。

神戸は大雨でした。
Facebookに次々とアップされていく実物の満月が見たかった。
つくづく残念です。

翌日、ほぼ満月の姿を保った月を佐賀県で見ることができました。
それはそれで美しかったのですが、月曜日のウルトラスーパームーンからすると、光量は70パーセント程度だったそうな。

いったい、月曜日の月はどんだけ明るかったのだろう。
つくづく残念です。

次は18年後にウルトラスーパームーンが出現するとかの噂を聞きました。

そうか。
次のウルトラスーパームーンを見る時は、わたくしはもう還暦をすぎてるのか。
つくづく残念です。

平成28年11月13日のWKOカラテワールドカップの前後にはいろんなことがありました。
image

まず、なんといっても毎年11月12日は勝嚴寺の宗祖おえ式ならびに鎮西本山・松尾山光勝寺のおえ式逮夜です。
これが、数年に一度、白蓮会館の全日本大会と重なる時が来るのです。

逮夜法要が終わって、そのままクルマで高速を飛ばして大阪に向かおうかとも考えましたが、前日から準備に忙しくほとんど寝てない状態の深夜運転では、途中の休憩で油断すると3時間とか寝てしまったらもう遅刻。
ならば潔く時間にまず遅れる可能性がゼロに近い新幹線で行くことに。

始発の新幹線なんて、しかもそれが日曜日ならガラガラです。
1列5人の席が26列、つまり130人が座れる新幹線。

わたくしが車両に飛び乗った時、客は4人ほど。

それなのに、なぜか2人掛けのシートに同世代くらいの女性と隣同士で座る羽目に。

あと120席くらい空いてるのに、なぜだ。

これはなにかの間違いだろうと、お互い切符を見せ合って、一応確認。
やはり隣同士です。間違いありません。

わたくしよりも、あちらは女性だからもっとストレスだっただろう。
小倉でまぁまぁお客さんが乗って来ました。
それでもまだ空席多し。

そうこうしながら、前日までの激務のためか、いつしか眠ってしまっていました。

で、先程の相席の女性はというと、わたくしがひと眠りしている間に、席を2〜3列前に移動なさってた。

それがまた実に気分を害する。
まぁ、そんな複雑な気持ちの往路でございました。



大会が終わって。

大会の時の写真を、いろんな方からいただきました。

まずは、わたくしと総本部時代のほぼ同期、越智さんから福澤賢人選手の試合の写真をたくさん。
image

image

それにしても、去年の全日本に引き続き、また同じ選手に負けてしまった。これも非常に悔しい。
image

image

来年以降、しっかりケガを治して完璧な状態で再び対戦してみたいものです。


さて、杉原宗師の演武のカッコいい写真をたくさん撮ってくださったのは、総本部・福西さん。
image

image

これまたスゴイ!
氷柱割り、ならぬ、氷柱斬り。
image

コラ、倒れんかい。
image

と、チョイと押して氷を落とすこの姿もすっかり恒例です。

こちらも福西さんからいただいた打ち上げパーティーでの写真。
image

よく、このメンバーで合コンに行ったなぁ(※直美さんを除く)。

こちらの写真は、白蓮会館のマニアなら知ってるかもしれない貴重な再会の写真。
ブラジル勢和会のルシアーノ・バジレ選手です。
image

知る人ぞ知る、1998年ファイティングオープントーナメント全日本空手道選手権大会の重量級チャンピオンです。
今から18年前に、この2人が表彰台の一番高いところで並んで写真を撮ったものです。
この時はわたくしが軽量級優勝でしたが、パッとみたところ、おそらく現在では、わたくしの方が体重ありそうでした。

それにしてもブラジル人は英語しゃべれないから、意思疎通が難しい。
ブラジルグループはパーティー会場でも、ちょっと他団体と距離があったようでした。

そのほか、仲良くお話させていただいた他流派の先生方。
image


その後、わたくしは大国町のホテルの近くのお店で山形勢と焼酎の瓶を何本か空けて、いつの間にか朝になっていたのでした(つづく?)

2016年11月13日に大阪府立体育会館にて、4年に1度のカラテの祭典・WKOカラテワールドカップが開催されました。
image

九州勢の結果は

男子重量級優勝 内藤貴継(白蓮会館唐津)

男子中量級準優勝 原正幸(菱岡道場)

男子軽量級第3位 竹中達哉(成心會)

女子重量級第3位 久原沙姫(龍士會)

女子重量級第3位 馬渡純香(菱岡道場)

男子重量級ベスト8 福澤賢人(白蓮会館唐津)

男子軽量級ベスト8 山口哲矢(清松会)

出場するだけでも充分すごいこの大会、なんと九州勢7名全員がベスト8進出、そして5名が入賞!
さらに内藤貴継支部長は世界大会2連覇です。
皆様おめでとうございます!

こちらはご存知、内藤貴継支部長。
image

重量級入賞者。
image

九州白蓮会館の応援団で。
image

ちなみに、本当はもっと九州応援団は多かったのですよ。本当はここに写ってない人が10人くらいいました。
試合が押してしまい、決勝戦の直前に飛行機の時間の都合で帰らなきゃならなかったのです。

応援の皆さんも、本当に選手の励みになったと思います。ありがとうございました!

11月3日、福岡大学の学園祭【七隈祭】にて、白蓮会館福岡道場の年少部拳士達が空手の演武をします。

11月3日(木・祝)
集合時間 13時
集合場所 福岡大学 正門前(私服で集合してください)

タイムスケジュール
13:15 七隈祭のスタッフが迎えにきます
着替え(控え室が用意してあります)
    団体席で待機(テントに場所が用意してあります)
    リハーサル
14:00 キッズステージの始まり
    白蓮会館の演武(8団体中、5番目です)
14:45 最後にキッズステージに参加した団体と一緒にステージに立ちます
    代表者インタビュー 各団体の紹介をされます
15:00 ステージ終了予定


現地まで自転車等で行くことのできない子は、保護者の方が送迎してください。
白蓮会館の演武まではリハーサル、待機の時間です。静かに他の団体の出し物を観ながら過ごします。保護者の方は、キッズステージを観客席でご覧ください。会場では終止、子ども達は保護者の方と別行動となります。

白蓮会館では、演武で使用する板やバットなどは道場から提供しています。すべての子ども達に、小学6年生までに演武を経験してもらいたいと思っていますが、福岡道場はなかなかこのような機会に恵まれず、ほとんどの子ども達が初めての演武となります。大勢の観客の注目する重圧の中で、日頃稽古している技を披露することで、緊張感に負けない強い心を養ってもらいたいと思います。

演武の練習は、11月2日(水)に行います。配置や人数を確定するため、出場予定者は必ず参加してください。どうしても稽古に出席できない方は電話連絡をお願いします。どうぞご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

image

ここ数年で絶滅したかと思われていた、試合に負けて戻ってきた子供を殴る親を、久しぶりに間近で目撃しました。

ちょうどウチの選手の2試合前だったので、なんとはなしにその試合をずっと見ていたのですが、両者とも素晴らしい選手で、拮抗した内容のほんといい試合でした。

負けた子供が戻ってきた直後、父親とおぼしき男性が
『なんじゃいまのは!!!』
とバッチーンとビンタ。
そして髪の毛を掴んで体育館の端っこに引きずっていきました。


いやー。実に寒かった。


隣にいたウチの選手のお父さん
『先生、あーゆーのは普通にあることなんですか?』

『いえいえ。10年くらい前までは結構いましたけど、ここ最近はほとんど見なくなりましたねー。僕も久しぶりに見ました』

『ああ、そうなんですね。いやーびっくりしましたよー』


そこそこの家族の関係性の中のことなので、他人がどうこう指図するなと言われるかもしれませんが、客観的に気分が悪くなる光景です。


で、なぜ気分が悪くなるのか考えてみました。


おおむね、子供に暴力を振るう親は、本人の力の及ぶ範囲以上の結果を求めていないだろうか。
9.0秒でしか走れない子供に、今すぐ7.2秒で走れと命令しても、できないものはできない。


そもそも子供が試合に負けたことは罪なのでしょうか?

『ごめんなさい。次は勝ちます』
という約束をもし子供に取り付けたとしても、子供はその約束を次回、忠実に履行できるでしょうか?

これは子供の意志でどうにかなる範囲外の、明らかに無理な要求ではないでしょうか?


まず怒るべき場合かどうかは、それが罪なのか、そうでないかを判断しなければならないし、次に、ちょっと適切な言葉ではないかもしれませんが、
『意識領域』
『無意識領域』
のどちらなのか分けて考えなければならないと思います。

例えば、子供が肘をついてご飯を食べている時、これは怒らなければなりません。
日本において食事中に肘をつくのは、はしたない行為とされていますから罪。
そして、これは意識すれば今すぐ直せることだから注意すべき。


試合で怒ってもいい場合とは『意識領域』、つまり意識を変えればある程度、結果が変わったであろうと考えられる時のみです。

・右にステップしろ、と指示をしたのに左にばかり移動した
・ローが効いてる、と言ってるのにミドルやハイばかり出した
・技有りを取って(もらって)残り時間を無気力に過ごした

こんなもんじゃないか。ほかにそんなに思いつきません。
だからと言って、過剰にプレッシャーのかかる試合中は冷静な判断力が下がるので、どれも殴るほどの罪ではない。
わたくしが試合後に選手を怒ったことって、20年間で2〜3回くらいなもんです。

要するに試合の中で意識して変えられる部分なんてあんまりない。
だから実際怒る場面なんてほとんどない。

むしろ意識で変えられる領域とは、ほとんど平素の練習中にあるものです。



試合というのは、相手がいて結果があります。その相手は必ずしも均一ではなく、対戦してみなければわかりません。
例えば、陸上とか、ウエイトリフティングとか、いちおう対戦相手がいるんだけれども、本質的に自分の過去の最高のパフォーマンスを、本番で忠実に再現することが求められる競技がある一方で、格闘技はどんな相手と対戦するかが勝敗に大きく寄与する競技です。
必ずしも練習した通りにはいかない。
空手で負ける、ということは、その時は相手が強かった、いうことです。


『自分ではどうにもならないことを
どうにかしようとすればするほど
自分でどうにかなることまで
どうにもならなくなる』


どんなに練習しても
対戦相手がどれくらい強いかによる。
対戦相手との相性もある。

トーナメントの運もある。
ジャッジの主観もある。

そんなことを嘆いてもどうにもならない。

自分でなんとかなることは、自分の仕上がり具合だけだ。
だから、限られた条件の中で、自分でできることは何か考えよう。


今回の試合では、相手の方が上回っていた。
また同じ相手と再びまみえることがあるならと考えて、次は負けないようにと対策をしよう。

それが修業です。


わたくしが嫌悪感を覚える代表的なものは、相手に押されて後ろに下がったことを責めること。
だって、あなたの子供は自発的に下がったわけじゃない。そこには相手がいて、その相手は、あなたの子供を後ろに下げてやろうと思って前に出てきたのですよ。
両者とも同じことを思ってぶつかり合い、結果、片方が自分の意に反して下がらざるを得なかった。

で、下がったことをなぜ批判するの?

セコンドが
『下がるな!!』
と言ったら下がらなくなるの?

選手が
『あぁそうだ。下がっちゃダメだ』
と思い直せば、下がらなくなるの?


そこに相手がいることを忘れてませんか?
現時点で、相手の方が接近戦に強いんですよ。


それはステップや手数も同じ。
道場では華麗にステップして相手のサイドポジションを取る選手が、相手にやられるがまま真っ直ぐ後ろに下がった。
サンドバッグで手数を出せる選手が、なぜか試合で手数を出さなかった。

おそらく、相手の攻撃が思いのほか痛いとか、やたらカウンターが上手いとか、圧がすごくて前屈できなかったとか、きっとなにか選手にしかわからない特殊な事情があるんです。
だからやってる選手は誰だって勝ちたいけれど、ディフェンスに回らなければならなかった。


それなのに、試合が終わった瞬間、親に
『なんで手数ださんかったとかて!!』
とか言って殴られる。

特に低学年の子供なんて語彙が乏しいから理由なんて説明できない。
もちろん親も、手数を出せなかった本当の理由なんて別に興味がないから、もし子供が
『相手の身長が高く、肩口に来る上からのパンチを避けにくくて思うように手数を出せなかった』
などと、子供が本当に事情を説明しようものなら、
『理由がわかってるならやらんかい!!』
と言って、たぶんもっと怒る。

この怒り方は、ひとつも指導じゃない。
これは、ただの親の感情失禁(ションベンを漏らすのと一緒で、怒りの感情をこらえきれずにお漏らしする)。
子供が負けて悔しくて、自分の感情を抑えきれずに八つ当たりしているだけです。



さんざん親が
『次は絶対に下がるなよ!!』
と怒鳴って殴って、直後にまた同じ相手と再試合するとします。

でも、絶対に後ろに下がるなよ、と言われても、意識ではどうにもならない領域のことだから何も変化は起きない。
それどころか、子供は怒られた分だけ自信を無くして、さっきよりももっと悪い試合をするはず。

いくら周りがやんや怒っても結果は変わるわけがないのですから、それは日ハムの日本一を受けて広島の街で大暴れしている酔っ払いと同じレベルです。



だから周りで見ている我々も気分が悪い。

いいかげん、カラテ界から絶滅せんかなこの人種。






さて。昨日行われた不退転杯
image

古賀逸希 優勝!
本田ののか 準優勝!
宮崎真紗斗 敢闘賞!
おめでとうございます!
春稀も勝てなかったけど素晴らしい動きでしたよ。
みんなよく頑張りました。

また、南里家、辻家、せっかくの貴重な休日に遠路応援に駆けつけてくださりありがとうございました。

試合とは『試し合い』。
試し合った結果、表面化した課題を、また今日からひとつひとつ克服していきましょう。それが修業です。

↑このページのトップヘ