【 大野英章の“昼夜常精進”】

空手道場 白蓮会館(佐賀・福岡) ならびに 日蓮宗仙道山勝厳寺の活動日記。

仙道山勝嚴寺は、佐賀県にある日蓮宗の寺院。各種因縁・未来鑑定/加持・祈祷修法・お祓い・追善供養・水子供養/葬儀・納骨堂・墓地/宗教相談/妙法蓮華經/観心の本尊

国際空手拳法連盟 白蓮会館九州本部は、佐賀・福岡で活動する実戦空手道場。護身錬胆・健康増進・精神修養。ステップ指導で無理なく上達/各会員の目的に応じたクラス編成/新人戦・選手権への挑戦/子供達の礼儀の徹底と体力の向上。

2019年04月

あらかじめ、平成から令和へ元号が変わることを世間が認識した上で、明日の改元を迎えます。
今上天皇の寶齢長久と、皇太子殿下の寶祚万歳を心より祈念申し上げます。
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思えば昭和64年、わたくしは高校受験を目前に控えた中学3年生の3学期。
昭和天皇崩御の知らせの裏で、ひっそりと新元号の発表があり、全てが自粛ムードの中で新時代の到来を祝福するなどという雰囲気は世間には全くなかった。
ちょうどVHSが普及し始め、テレビは全てのチャンネルで連日、天皇陛下の追悼番組だけを放映し、いくらなんでもこの自粛ムードは耐えられないと、当時レンタルビデオ店がかなり繁盛したなどと聞いたことがあります。

あれから30年の時を経て、今上天皇が譲位なさる。

4月1日の新元号の発表の日までは、なにかと負の情報ばかりが目に付いたように記憶しています。
民間企業はこぞって元号表記をやめると言い出し、公文書までもが西暦表記にすると発表した自治体もあります。

我が日本国は、あくまでも元号で年を表す。
それが日本の決まり。

ただ、改元がない西暦を分かりやすいように併記することはあった。
しかし、まさか元号を廃止して西暦のみの表記にするなんて、まさに庇を貸して母屋を取られる典型であり、我が国固有の文化の放棄です。

それを国民のほとんどがおかしいと思っていないことに恐怖を感じておりました。

そんな否定的な空気が漂う中、蓋を開けてみれば4月1日の新元号の発表をここまで日本中が歓迎し、祝福するとは思っていませんでした。

いい意味で期待を裏切られました。
日本全体が、新時代の到来を喜んでいる!

平成は昭和天皇の崩御に伴っての新元号の発表であり、そこには祝福の空気は許されなかった。
しかし今回は、いわゆる生前の譲位であり、今なお御健在である今上天皇への感謝や尊敬と、平成という時代への慕情と、新時代への期待と、それらの複雑な思いをみんな自由に表現できた。

我々は1年という単位で過去を振り返る。
また90年代、2000年代などと西暦10年単位で過去を振り返る。
おそらくこれは各国共通の感覚でしょう。

そこに日本人は、平成、昭和、大正という時代単位の、なんとも大まかで不規則な時間感覚を共有している。
その時代が持つ【 氣 】というものを、国民が情緒的に感じ、いつでも回顧することができる。これが実に日本的だなぁと思うわけです。

現代社会では縦書きの機会がどんどん奪われ、横書き文化が優勢です。
同じように今は新元号を喜ぶ雰囲気ですが、やがて5年も経てばその熱が冷めて
『やっぱ西暦が便利だよね』
という風潮が支配的になって、元号使用が下火になる時が意外に早く来るかも知れない。

それでもわたくしは元号にこだわりたい。

だって、ここは日本だから。

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ボサーッとしていたら、あっという間に1週間以上経過してしまいましたが、今回は勝嚴寺大學の後半です。

上色見熊野座神社を出た後、近くで食事をとり、一同宮崎県高千穂に向かいます。
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天岩戸神社西本宮。
先に境内を通り抜け、天安河原に向かいます。
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ここも、日本有数の異空間。
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わたくしは人生で3度目ですが、最初に訪れた時の衝撃と言えばすごかった。
こんな地形がよくも自然に出来上がったものだ。
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行ったことのない方は、九州を訪れた際に是非旅程に組み込んでください。

続いて西本宮に参拝。

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本当は天岩戸の遥拝をしたかったのですが、17:00を過ぎてしまい、本日のご案内はおしまい。
残念でした。

続いて東本宮。
岩戸からお出ましになった天照太神が最初に座した場所と言われますが、西本宮の駐車場にクルマを停めてから歩いて東本宮に行くにはちょっと遠い。天安河原に続く西本宮からすると、いわゆる観光目線で言えば人気はいまいち。
西本宮には行ったことあるという方も、東本宮には行ったことがないという方がほとんどでしょう。
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東本宮入口。

例に洩れず、我々も足も疲れてるし、天気も雨だったので車で移動します。

ところが最寄りの駐車場から東本宮まで石段119段。
朝一から山を歩きまくっている我々からするとなかなか堪える段数です。
ご一緒した先輩方も登るのは断念。
残念でしたが、一の鳥居から神殿を遥拝するにとどめました。
これでわたくしも天岩戸神社3回目の参拝にして、またもや東本宮に行けず。次回に持ち越しです。
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一の鳥居の横に天鈿女の像が。
近づくと、神楽の録音と共に回転し始めます。
これがまたえらく恐ろしげ。


欲を言えば、東本宮にも参拝したかったし、高千穂神社、それに高千穂峡にも行きたかったが、時間も足りなかったし、なにより足も疲れました。その他、今回の行程に含めなかった霊跡もたくさんあったし、途中で気になる場所もたくさんありました。
きっと神々がもう一度来いと仰せだと受け止めて、それら全てまた次回に持ち越します。

次回の勝嚴寺大學の開催予定は未定です。
希望者が10人になれば企画します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。




【 白蓮会館 福岡道場 】092-852-1488 
福岡道場


【 白蓮会館 佐賀道場 】0952-34-4151 
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【 日蓮宗仙道山勝嚴寺 】0952-72-2788
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人知れず定期的に開催しております【 勝嚴寺大學 】ですが、氣學講座を修了した方々を対象に、修學旅行をすることがあります。
4月14日(日)実に6〜7年ぶりに、その修學旅行を実施しました。


修学旅行といえば子供ためのエンターテイメントというイメージが強いと思いますが、そもそも修學のための実地体験であり、座学では学ぶことのできない、実際にその空間に立つことによって得られる歴史的な臨場感を体験することが目的です。
特に、我が勝嚴寺大學は、東洋思想(氣學・佛教・神道・日本古代史)への理解を深めるために開講しております。
当然ながら修學旅行ですから、主に地元の各霊跡を巡拝します。

【 行程 】
8:30  勝嚴寺出発
11:00 馬見原夫婦岩・明神の本
12:00 上色見熊野座神社
13:30 昼食
15:00 天岩戸神社
17:00   現地出発
20:00 勝嚴寺帰着

こんな感じでした。

我々が最初に向かったのは、熊本県上益城郡山都町(旧蘇陽町)馬見原にある夫婦岩。
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ま、本当のことを言うとここが目的地ではなく、真の目的地はここから川に降りた辺り。
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この清流が最初の目的地『明神の本』。
黄泉の国から戻ってきた伊邪那岐がここで沐浴して身を清めたと言われている場所で、いわゆる我が国に於ける『水垢離』『水行』文化の発祥の地とも言えます。
日蓮宗修法師ならば是非ともこちらの浄水はいただきたいもの。
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ところがご覧の通り、ここには観光客なんてほとんどいない。
完全なる貸し切り状態で我々も身を清めます。
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この一帯が神域とされており、周辺には『生目神社』『加藤神社』というふたつの社がありました。

続いて訪れたのは、馬見原から車で30分ほど走ったところにある『上色見熊野座神社』。
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上色見熊野座神社は『かみしきみ くまの います じんじゃ』と読みます。
一の鳥居の目の前には上色見郵便局があることからわかるように、上色見とはこの一帯の地名です。
座と書いて『います』と訓読みさせるというのは相当に古い名前かと推測されます。

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ここの神社はネット上で

『死ぬまでに行きたい世界の絶景』
『まるで異界への入口』
熊本の美しいパワスポ
『日本最大級のSNS映え』

などと評される話題の神域です。
興味がある方は検索なさってみてください。
プロの写真家の息を飲むような美しい写真に皆様もきっと魅了されるでしょう。

このブログでは素人の我々が携帯のカメラで撮影した写真で勘弁してください。
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まず、この参道の美しさ!
昭和40年代に寄進されたとみられる灯籠の数は約200ほど。これが道の両側に整然と並んで、かといって自然との調和を失わず結界を作っています。
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参道の脇にはこのような御神石が。


神殿に参拝した後、そのまま左手からさらに上に登る新しい歩道があります。
そこを登っていくと、山頂付近にこんな穴があります。
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遠くから見ると大きさがわかりませんが、近づくと度肝を抜かれる迫力。縦横それぞれ10mはあろうか。
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ここは穿戸岩(うげといわ)と言われ、健磐竜命の従者鬼八法師が蹴破ったとの伝説があります。
この大風穴は、ネットで話題になっている通り、まさに異世界へ通じる門ではないかと感じさせられる巨大さ。
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そうそう。ここは天の岩戸のすぐそばにある天安河原(この直後に行くんですけど)の雰囲気にどこか似てる。
ただ、山頂なので湿度は感じず、ただ風の吹き抜ける清々しさがあります。

おそらくこの風穴の、穴そのものが御神体ではなかろうか。
だとすれば、我々が肉体を持ったまま御神体に入れるという極めて貴重な体験ができる場所ではなかろうか。

一般的には、やはり岩に空いた穴ですから『困難の突破』のご利益があるなどと言われてるんだとか。


名残を惜しみながら下に下りた時、駐車場で待っていたのは
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わたくしと日蓮宗大荒行堂初行の同期、蘇陽町長久寺の山本剛典上人。

こんな偶然もあるのかと驚いておりましたが、前日わたくしのFacebookの投稿をご覧になっていたらしく、仕事の帰りしな、ひょっとして今頃ちょうど熊野座神社にいるんじゃないかなぁと思って通ったら、果たしてバッタリ遭遇、そのまま駐車場で待っててくれてたのだそうです。すごい確率で再会できました。

山本上人のお寺は、最初に訪れた夫婦岩から徒歩で行ける距離で、まさしく初行の帰山式はあの辺りから行列してお寺に歩いて帰ってきたものです。

地元の山本上人、この上色見熊野座神社についてもそこそこ詳しく、つい数年前までは誰も参拝者なんていない、現代社会から隔絶された山奥のただの神社だったのが、ここ数年のSNSの勃興により話題となり、爆発的に参拝者が増えたそうな。
つい数年前までは、通り沿いに看板もなければ、当然駐車場もなかった。全て最近のことらしいです。

我々が訪れた時も、雨ではありましたが日曜日なだけあって、わずか1時間で我々の他に40人くらいはすれ違ったかな。

今から50年前、昭和40年代にたくさんの灯籠が寄進され、おそらく当時は氏子の皆様が金銭を惜しまずにこの神社を盛り上げようとご尽力なさった。
それが50年の時を経て、平成から令和に変わる今の時代に人々の前にお出ましになったのでしょうか。

神様の1日は、当然ながら我々人間の1日とは違う。
我々人間は24時間のうちの約4分の1を睡眠に充て、だいたい18時間活動しますが、神様も休眠期と活動期があると聞いたことがあります。
神様も休眠期には人に会いたくない。

それがまさに今、上色見の熊野の神様は数十年の眠りから覚めて、満を持して人々の前に現れたのではないか、そんな気がします。

だって、この上色見熊野座神社、さほど大きくない神社ながら、他の絶対に及ばぬふたつの強みを持っている。

ひとつは、圧倒的な参道の美しさ。

もうひとつは、他の神社にあり得ない大風穴。

どっちかひとつでも充分観光客は集められます。
それなのに、これまで世間にほとんど知られることなく現代まできた。そして今のブーム。
ということは、神様の強い意思でこれまで人を寄せ付けなかったのだとしか思えません。

このブログを読んで興味を持たれた方はぜひ上色見熊野座神社にお詣りなさってください。
ただし観光ではなく、あくまで参詣に。
いくら美しい景色でも、写真を撮るのは帰路道中だけで。
神様に献上するわけですから御賽銭は投げない。
そして、境内の保全のためにできる限り多くの財施をお願い致します(その2に続く)。





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