【 大野英章の“昼夜常精進”】

空手道場 白蓮会館(佐賀・福岡) ならびに 日蓮宗仙道山勝厳寺の活動日記。

仙道山勝嚴寺は、佐賀県にある日蓮宗の寺院。各種因縁・未来鑑定/加持・祈祷修法・お祓い・追善供養・水子供養/葬儀・納骨堂・墓地/宗教相談/妙法蓮華經/観心の本尊

国際空手拳法連盟 白蓮会館九州本部は、佐賀・福岡で活動する実戦空手道場。護身錬胆・健康増進・精神修養。ステップ指導で無理なく上達/各会員の目的に応じたクラス編成/新人戦・選手権への挑戦/子供達の礼儀の徹底と体力の向上。

2019年10月

妙法蓮華經を根本教典とする日蓮宗(他の法華経系教団も含めて)では、方便品第二から如来寿量品第十六までの間の章を読む機会がほとんどありません。
なぜそこを飛ばすのかと言えば、ちょっと語弊がありましょうが、似た内容の繰り返しだからです。

どんな内容かと言えば、授記です。
とにかく授記が繰り返される。
授記とは、佛が誰かに対して
『あなたは必ず将来〇〇という佛になれます』
という約束をしてくださることです。

法華経の序品列座の聴聞衆は、諸説ありますが1800万人ほどおりました。
普通なら
『ここにいるみなさん!将来みなさん全員、必ず佛になれますよー!』
と、全体に向かって一度だけ言えば済みそうなものを、それを釋尊は
『〇〇よ。そなたは将来〇〇という佛になり、その国の名は〇〇、その時代は〇〇と呼ばれ、〇〇もの人数の衆生が救われるであろう』
と、ひとりひとりに、わざわざ丁寧に授記をしてくださる。
比喩品第三以降、釋尊はそこにいる一人ひとりにひたすら授記をしていくので、もちろん内容はそれだけではありませんが、客観的にあまり代わり映えがしない。

この長い長い授記が、法華経全体の前半のほとんどに及びます。
なぜにこのように釋尊は、全体に授記をせず、わざわざ一人ひとりに授記をしていったのか。



さて、わたくしは空手を始めた当初、学生時代の思い出として3年くらいやってみるか、よしんば卒業までに黒帯を取れたらいいかなぁとか、それぐらいに考えていたわけです。
まさか自分が空手道場の師範になるとか、いろんな全日本選手権などの大きな大会で活躍できるなんて事は、その願望はあれども、そこまで本気で思っていませんでした。

普通、最初から全日本チャンピオンになってやろうと思って空手を始める人はいません。今より少しでも強くなれればくらいに思って空手を始めます。それが修業の過程でさまざまな良縁に恵まれ、そのおかげで当初の目標が途中でより高く再設定され、これを繰り返しながら研鑽が続いていきます。

当時の白蓮会館は、全国的に知名度は高かったものの規模としてはまだ大阪ローカルの流派でした。
わたくしが青帯だった頃、師匠である杉原正康館長が事務所で
『大野はどこ出身なん?』
と声をかけてくださった。

これはすごいことなのです。
当時の白蓮会館総本部は、とにかく道場生の在籍数がスゴくて、同じ青帯ですら名前と顔を覚えきれないくらいおりました。色帯なんて、よほど目立っていないと館長に名前すら覚えてもらえないし、個人的に声をかけてもらうことも極めて稀なことでした。

『ぼくは九州の佐賀県です』
と答えましたら
『そうか。んーなら将来、佐賀に支部ができるなぁ。頑張りや』
と言ってもらったのです。

わたくしはその言葉がめちゃくちゃ嬉しくて、あまりの感激に、
『地元の佐賀県に道場を出すまで頑張る』
という人生の目標がこの時点で確定してしまいました。


これが授記の力です。

まさにわたくしは師匠から未来の支部道場責任者という記別を授けられたわけです。
まさに良縁によってより高い場所に目標が再設定されました。

もし館長がズラリと道場生が並んでる前で
『君たちは全員、いずれ地元で道場を出すことになる』
と言われたからって、誰も空手に人生を捧げません。

館長がわたくしを名指しして、将来キミは支部長になるのだ、と言われたことが完全なる魔法なのです。
ひょっとしたら館長は似たようなことを誰にでも言ってたのかもしれませんが、その一言でわたくしはむちゃくちゃ頑張ろうという気持ちになりました。


ひとりひとり名前を呼んで、あなたは佛になれます、あなたもなれる、あなたもなれる、あなたもなれる、と個を尊重して授記をしていくからこそ言葉に力がある。

ちなみに10年前の結婚式でこのエピソードを紹介しましたら、師匠は
『へ?俺そんなことゆーてないで。彼も作り話が上手ですわ』
と言って笑いを誘っていましたけれども。


話は横道に逸れますが、キリストの映画で、キリストが両手両足を縛られるシーンがありますが、我々現代日本人の発想ならら片手が拘束されるシーンだけ見せられたら、たぶんあとの3本も同じように拘束されてるんだろなと察しますが、作製者は全部カットせずに映した。我々の感覚からすると、この映画のつくりはちょっとくどい。
しかし作製者にとっては、尊いキリストの身体がこんなにも痛めつけられているシーンなのに、それを簡単にはカットできないと考えたのだそうな。


同様に、この全員への授記という作業は、いくら煩雑であろうと省略ができない大切な行程なのです。
だからこそ法華経は他の経典より有り難いのだとも考えられます。


人々が最初から上求菩提をあきらめてしまったら根本的にどうしようもないのです。
まさに人間が向上しないように、何者かによってかけられた魔法のようなもの。

釋尊は、法華経後半の本門を説くよりも前に、この場にいる全員にかけられている、このなんとも厄介な魔法を解くことから始められたのだと考えます。

その厄介な魔法とは『あきらめ=精進の放棄』です。


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つい先日、千葉県に大規模停電をもたらした台風15号をはるかに凌ぐ勢力の、台風19号が接近しています。
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折しも日本国内は土、日、月の3連休。
特に、関東地方を直撃すると見られる10月12日の夜は、東京池上本門寺のおえ式逮夜で、江戸の三大祭りとも言われる万灯練供養が、なんと史上初の中止となりました。

Facebookで友達の岸和田の方がこのような画像を上げていらっしゃいました。
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これには笑顔にさせられました。
日本各地、お祭りを楽しみにしている方々の思いは同じなのでしょう。


勝嚴寺の納骨堂に、懸垂幕を掛けておりますが、これが強風に煽られて大変です。
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前々回の台風は、人々の記憶にも残らないくらいの普通の規模だったのですが、その時に足元の縛りを振りほどいて竿が暴れて壁面のガラスを割りました。
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今回は、コースも違うし、なんぼ規模が大きかろうと他人事のように思っていたのですが、11日夜中に、すでに普通の台風の暴風雨域に突入してるのではないかというくらいの強風にビビって幕を巻き上げてきました。

この幕を巻き上げる作業もひと苦労。
つくり酒屋さんとか、お寿司屋さんで同じような懸垂幕を掛けていらっしゃるところは、どのような対策をなさっているのだろうか。
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8月にガラスが割れて懲りたウチは、それからというもの台風が来るたび懸垂幕を全部外していたのですが、これがまた大変。

でもさすがに知恵を出して、ホームセンターでSフックを買ってきて、こんな風に巻き上げてみました。
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これなら簡単です。

あと、題目ののぼりの問題もあります。
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台風が来ると室内に取り込むのですが、連日連日風が強いとアタマのパーツが折れてしまう。
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ほかの部分はほぼパーフェクトの状態なのに、これが折れたら使い物にならない。

某ショッピングサイトで探してみたら、ちゃんとそれだけ売ってあった。
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とりあえずよかった、よかった。


それにしても風が強い。


これで、まだ日本に上陸もしてないし、上陸したとて東日本です。
それが上陸前夜にこの風か?
上陸前夜にこの風なら、本番はどうなの?って感じです。

今晩、6月に亡くならなられた空真会の岸本先生を偲ぶ会が佐賀で行われるので、師匠である杉原正康宗師が沖縄から来られます。沖縄ー福岡便は問題なく運行しているそうですが、佐賀の今の強風を考えるとほんとに着陸できるのか心配です。

さらに、明日は内藤貴継支部長の結婚式です。
全国から人が集まる予定です。
さて、どうなることやら。

ちなみに月曜日は佐賀市諸富ハートフル(去年の白蓮会館ファイティングオープントーナメント全九州空手道選手権大会の会場)にて、佐賀新聞社主催のイベント【 さが終活&新シニアライフフェア2019 】に、勝嚴寺がブース出展します。
9:30〜15:30まで。葬儀、供養、納骨に関する相談窓口を開設しておりますので、時間がある方はどうぞお越しください。
なお、教学、祈祷、鑑定に関しての相談は別の日にお願いします。

さらに同日夜、うきは本佛寺のおえ式に出仕します。
こちらに参加希望の方は17:30に勝嚴寺に集合なさってください。なお、現地直行でもかまいません。どうぞよろしくお願い申し上げます。


台風は古語では『野分』と言われていたのが、いつしか使われなくなってしまいました。
今では野分という響きにその跡形も感じられない。
台風は英語のtyphoonの音訳であるとの説もありますが、実際はどうなのだろう。

いずれにせよ、本邦における台風の被害が少なくて済みますように、謹んで祈念申し上げます。








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