19日に勝嚴寺の施餓鬼會大祭が終わり、わたくしにとっての長かった夏が終わりました。
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そもそも今年は新型ウイルス騒動のために、盂蘭盆の棚經そのものを実施するのかどうかを検討することから始まります。
現に5月の毎月祈祷は中止の案内を出したくらい。
6月には復活しましたが、7月末から再び雲行きが怪しくなってきました。
すでに7月中旬に盆棚經の案内のお手紙を全檀家さんに出していたので、できれば中止とかはしたくない。

そこで今年のお盆は、原則的にご自宅では門付け方式(自宅に上がらず、玄関で読經)で御回向を行うことに決めました。

これはすごく良かった。

どのお宅でも深く話し込んだりしにくいので、滞りなくスケジュールを消化できる。
とにかくスムーズでした。

なんと言っても正座をほとんどしていない。
1軒あたりの正座時間は15分もないくらいですが、それでも4軒回れば累計1時間、40軒回れば10時間は正座してます。わたくしは足首が内転しにくいので正座に強くないので、とにかくそれが苦痛でした。

それがない今年の身体のなんとラクなこと!

また、ほんのちょっとの行程ですが、履き物を脱いで玄関から上がって、正座のポジションを決めて、ロウソク線香に火を付けるという行為がなかったこともラクでした。回数が多い分、それがないだけで気持ちも随分とラクでした。
クルマで言うなれば、ギアをパーキングに入れたり、シートベルトを外したり、いちいち降りたりしなくても済むドライブスルーのような感覚です。

ただ、こんな形式でお経に廻りますよということは伝えていなかったので、訪問そのものをお断りなさるお宅も多かったのは残念でした。
あまり考えたくないことですが、来年以降同じような状況が繰り返される場合は、あらかじめこのようなかたちで訪問する旨をちゃんとお手紙に盛り込んでおこうと思います。

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さて、このたび父が自転車を買いました。
これがなかなか可愛い。
エメラルドグリーン?みたいな色で、小さくて、見た瞬間、あ。乗ってみたい、と思わせるような色気のある自転車です。

14日、15日の夜中にこっそり初運転したんです。


お盆のお供えのお膳って、灼熱の堂内に半日ほど置いているものだから、さすがに傷んで食べられない。
なので、施餓鬼と同様に、川に流します。

いつもはお寺からすぐ近くの芦刈水道という川に流すのですが、せっかく新しい自転車もあるし、少し(1.5kmくらい)離れた福所江に行きました。

本堂内部のすべての片付けが終わって、台所も片付けてからの川流しだったので、もう23:00を過ぎる頃でした。
Googleマップでどこに行くか決めて、新しい自転車のカゴにお供えの料理をまとめたボールを乗せて、いざ出発。

あまりにも久しぶりだったせいか、はたまた加齢のせいか、とにかく暗闇でなにも見えない。
最近の自転車はライトが軽いですね。
昔は重かったからライトを付けるのがとにかく億劫で、どれだけ暗い道でも無灯火でスイスイと走っていたような記憶がありますが、今はほんと無理。

勝手に?灯火してくれるのはいいが、もしこれがなかったらと思うと、ほんとに何も見えない。

わたくしが高校生の頃と比べて、最近の小城市三日月町は都市化が進み、真の闇と言えるような場所はなく、必ず街頭があります。

それでも怖い。

ということは、高校の頃のわたくしは、身体的にも精神的にも相当タフだったんだろう。

目的地の、福所江川とJR長崎本線の交差する橋のところに着きました。
付近には全く民家もなにもないところで、ただでさえ田舎で暗い佐賀県の、中でも選りすぐりの暗闇スポットと言っても過言ではないくらいの場所でした。

そんな中、携帯のライトで川に近づき、供物を流します。携帯のライトがなかったら足元なんて見えません。

それでも昔は携帯すらなかった。
なんで高校の頃ってあんなに無茶ができたのだろう。

そうやって流れた月日を回想しながらお寺まで帰ってきました。
今度は自転車で佐賀道場まで通ってみようかな。


そうそう。YouTubeを細々とやってます。
ハッシュタグ#お坊さんあるある@お盆、で毎年Twitterが盛り上がりますが、それ系の動画を作ってみました。


暇ができたら2020年という特殊なバージョンでも作ってみたいと考えてます。

よかったらチャンネル登録、あとリクエストなどももよろしくお願い申し上げます。