【 大野英章の“昼夜常精進”】

空手道場 白蓮会館(佐賀・福岡) ならびに 日蓮宗仙道山勝厳寺の活動日記。

仙道山勝嚴寺は、佐賀県にある日蓮宗の寺院。各種因縁・未来鑑定/加持・祈祷修法・お祓い・追善供養・水子供養/葬儀・納骨堂・墓地/宗教相談/妙法蓮華經/観心の本尊

国際空手拳法連盟 白蓮会館九州本部は、佐賀・福岡で活動する実戦空手道場。護身錬胆・健康増進・精神修養。ステップ指導で無理なく上達/各会員の目的に応じたクラス編成/新人戦・選手権への挑戦/子供達の礼儀の徹底と体力の向上。

2020年09月

ベルギーでは、義妹の夫(通称ともくん)が、現地の友達と一緒に、車で空港まで迎えに来てくれていました。
ブリュッセル空港は、福岡空港とまでは言わないが、都市部に隣接してますので、空港から都心部への移動はものの30分程度です。

ドイツには行ったことがありましたが、ベルギーは初めてです。
隣国ですから、まぁ、大枠の要領はドイツと同じだとしても、やはり驚かされることも多かった。
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まず驚いたこと。
レストラン等では、マスクは着席していたらもう外してよし。
トイレなど、席を立つ時はまた着けなきゃならない、という謎ルール。
街中でマスク着用をしていないと罰金という国なのに、飲食店内では誰1人マスクを着けていないのは、なかなか違和感ありました。

次に驚いたこと。
喫煙率が高い。

歩きタバコが多い。当然ポイ捨ても多い。
日本で歩きタバコが規制されて幾数年。
違和感ありありです。

特に違和感があったのは、コロナ検査のためにブリュッセル市内の総合病院に行った時のこと。
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明らかに白衣を着た医療従事者が数人、病院の玄関前でタバコを吸いながら歓談なさっている。
こういう人達を見ると一瞬、まるで犯罪者を発見した時のように、うわ!と思います。
でも、ここでは合法。
日本でもつい数年前までは普通に見かける光景でした。

驚いたことその3。
刺青入れてる人が多い。
それが病院の受付だったり、空港スタッフだったり、いわゆる『お堅い職業』と思われる方々ですら遠慮なく半袖から腕の墨を見せてる。
日本ならまず採用時点でアウトだろう。
もし日本が今以上に国際化を目指すのなら、まず公衆浴場での刺青入館禁止はやめなければならない。

驚いたことその4。
男性のあごひげ伸ばしてる率の高さ。
大袈裟じゃなく、男性10人中、9人が伸ばしてます。
日本では少数派の大野英章が、こっちでは普通なのです。
てゆーか、むしろ薄い方。
わっさーと伸ばしてる人が多い。
いわば、巡業中の荒行僧みたいです。
巡業中の荒行僧だって、とにかくボウボウの人もいるし、全く生えない人もいる。ベルギーの男性がまるでそれくらいの比率で分布してます。
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驚いたことその5。
とにかく運転が荒い。そして路駐が多い。
日本で言うところの有料駐車場がほとんどなく、皆様路肩に停めます。
一応、路肩でもお金を払うところはあるようですが、短時間なら皆様バンバン停める。
ほんのちょっとの隙間にも停める。
信じられないくらい狭い隙間にも停める。
どーみても普通のオバちゃんですら完璧な縦列駐車をする。
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残念ながら動画を撮ってませんが、それはそれは皆様の駐車技術の高さには惚れ惚れとさせられました。


そのほか、驚いたってほどではないけれども、印象に残ったことは、寿司が日本と違うこと。
1週間滞在しておりましたが、外食は2回で、あとはスーパーで何か買って食べましたが、忙しい時はUber eatsで近所の飲食店から料理を取ることもありました。
じゃあ寿司を食べよう、と言ってなにやら注文して、しばらくして届いたのはこれ。
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すっかり寿司を食べるつもりで待っていたわたくしは
『あれ?なんだ。結局お寿司は頼まなかったの?』
と言ったところ、これが寿司盛りなんだそうな。
野菜海鮮丼かと思いましたよ。
でも味は悪くなかった。

でも、生野菜じゃないサラダ?みたいなのがとにかく美味しくなかった。たぶん日本では口にすることのない調味料だかなんだかわかりませんが、そういうのを使っているのでしょう。飲み込むのになかなかの根性が要りましたよ。

だからスーパーでも、味の想像がつかないものは買わず、バナナとかリンゴとかクロワッサンとか、世界中どこであっても味に間違いのないものばかり食べてました。(つづく?)
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(義妹夫婦のアパートの窓から)



【 ご案内 】

令和2年10月4日(日)14:00〜勝嚴寺にて
義妹・小原紗英子の葬儀告別式を行います。
お時間のある方はどうぞ御弔問くださいますよう謹んでご案内申し上げます。

実にヨーロッパは遠かった。
乗り換え時間を含む飛行機だけで30時間もかかります。
特に今は、新型ウイルス感染拡大の影響で航空便自体が大幅に減らされているので、日本からベルギーまでの直行便がありません。今回は福岡空港から羽田、成田、ドーハ経由でブリュッセルまで移動しました。

台風のせいでなかなか出発できず、義妹の連絡を受けたのが日曜日の朝だったのに、自宅を出発したのは火曜日の午後でした。
とはいえ、この足止めの時間があって良かった。
渡航の許可をもらうために両国の大使館に提出しなければならない書類のとにかく多いこと。
しかも東京のベルギー大使館から、現地で原本を見せなきゃならないからここまで取りに来るか、もしくは代理人を立てて取りに寄越せ、ですって。これを東京在住の叔父にお願いして、わざわざ羽田まで届けていただきました。

今回搭乗したのは、カタール航空という、阪急電車みたいな飛行機です。
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なんでも、世界の航空会社の中でも満足度トップ3くらいのレベルを誇るとこらしい。
まぁ、子供にはなんやかんやプレゼントしてくれましたね。おかげで手荷物が増えた。
機内ではまさかのフェイスシールド着用義務。
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これは強いストレスでした。
しかし新型ウイルスの恩恵もありました。
なんと言っても搭乗率が低い。3人で乗って、座席番号は行きの2回ともA、C、Dで、さらにE、Fがいない状態。国際線なのに、完全に足を伸ばして寝ることができたのです。
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これは20万円くらいの値打ちがある。
しかもエコノミーの全乗客ができるのです。
さすがに寝てる時はみんなフェイスガードは外してました。

国際的に評価の高いカタール航空ですが、ヒマな時は乗員同士がすっごく楽しそうにお喋りをしてました。これには驚かされました。だってたびたび爆笑してるのが聞こえてくるのです。日本だと考えられないことですが、こっちの方が健全です。よく光子のところにも遊びに来てくれたし。
機内食も食べ応えのあるものばかりで美味しかった。食事間隔が短くて全然お腹が空きません。
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福岡から羽田まで1時間半。
羽田から成田まで4時間(移動はリムジンバスで約2時間弱)。
成田で何か食べればいいや、と甘く思っておりましたら、もちろん22:00という時間のせいでもありましょうが、コロナ禍で空港内の飲食店で営業しているお店はゼロ。焦ってコンビニで大量に食糧を買い込み、搭乗までの時間で無理やり腹の中に押し込めました。

成田からドーハまで11時間。
約4時間の乗り換えの後、ブリュッセルまで7時間。
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その間、機内食が3回出ましたが、光子の分もきっちり出るので、それまで食べてたらもう本当に満腹でなにも食べたくない。
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帰りの便では機内食にうなぎが出ました。
これは嬉しかったなぁ。

という行程で、福岡空港から数えて実に30時間かけてベルギーに到着したのでした。



【 ご案内 】

令和2年10月4日(日)14:00〜勝嚴寺にて
義妹・小原紗英子の葬儀告別式を行います。
お時間のある方はどうぞ御弔問くださいますよう謹んでご案内申し上げます。

ベルギーに住んでいた義妹(35)が亡くなりました。
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それは記録的な大型台風10号が上陸しようとする日曜日の朝のことでした。
すぐにでも駆け付けようかとしましたが、いかんせん台風の影響で2日間航空便は欠航。
新型ウイルスの影響で航空便そのものが少ない時期でもあり、出発できたのは火曜日の午後でした。

家族の中で誰がベルギーに行くかも問題でした。
しかしパスポートを持っているのが我々夫婦と子供のみ。義弟夫婦も連れて行きたかったのですが、急いで申請したところで2週間近くかかります。
嫁が1人で行くことも考えましたが、結局3人で行くことにしました。

結果的には3人で行って良かったと思います。
移動に要した時間は30時間。
嫁はとにかく動転しておりましたが、その間、子供の世話をすることでだいぶ気が紛れたようでした。

それ以前に出国の手続きの煩雑だったこと。
まるで新規で会社法人を立ち上げてるのかと思えるくらい提出書類が多かった。
こんなご時世ですから、普通は入国制限がかかります。しかし、両国大使館の計らいで今回はessential travel(必要欠くべからざる重要な旅行)と認めていただき、その分なにかと移動中は有利な配慮があったようでした。

わたくしは僧侶ですから、どうしても人の死に立ち会う機会が多いわけですが、ほとんどの場合その覚悟ができている方ばかりで、若くして突然家族を失った方に寄り添う経験は少ない。

生まれてきた以上、誰しも例外なく死を迎える。
それはもちろん頭では理解しているつもりです。
わたくしも50年近く生きてますので、それなりに身近な人も送ってきた経験もあります。
しかし、こんな身近で、しかも突然の別れは経験がなかった。わたくしより、義妹の夫をはじめ、妻の家族はもっと近い。

この死は、いったいどんな意味があるのだろう。
極めて短時間に、何回も何回も自分に問いかけます。

その答えがわからないから、いろんな人の意見を聞きたい。
同じような経験をした人のブログやYouTubeを貪るように見ます。

自発的に答えを探して回る。
真剣に疑問を持ったわけです。
おそらく全ての道において、問いを待つということにとにかく意味がある。

死んだ人の声が聞こえると言う人がいます。
そんな人が、こちらが聞いてもいないのに
『妹さんは寂しいと言ってますよ』
『妹さんはもう生まれ変わってますよ』
『妹さんは心配いらないとおっしゃってますよ』
と、各人がそれぞれ全く別々の答えをわざわざ教えてくださいます。

問いを待つよりも前に、
『さぁ!これが正解なのです』
などと、さも一見正しそうな答えを押し付けられても、いくらそれが正しかろうが、求めていない答えを飲み込むのはしんどい。

宗教とは、そんな問いかけにひとつの解答を提示する。
それが納得いくものであれば、それを飲み込む。
やはり宗教の役割とは、抜苦与楽、死の恐怖に対する安心を与えることに尽きると痛感しました。

妹はもう1人の自分であり、それと同時に自分はもう1人の妹であり、自分が存在している以上、妹も存在し続け、またそれは全てに繋がり、全ては見えない繋がりの中で永遠に存在する。

僧侶は法要が始まると最初に仏天を勧請(この場所にお呼びする)しますが、その場所はどこか。
それはまさに己心(自分の中)に他ならず、勧請することによって自分自身が仏となり、神となり、故人となって、自分の物質的な身体を使って法要を修する。

一言で書くとあっけなくまとめられますが、この死を受け入れるまで、幾千、幾万もの自己問答を経て、ようやく受容できたわけです。その3日間は、日常生活の3日間とは、時間の過ぎる速さも、密度も、全く異質なものでした。


令和2年10月4日(日)14:00〜勝嚴寺にて
義妹・小原紗英子の葬儀告別式を行います。
お時間のある方はどうぞ御弔問くださいますよう謹んでご案内申し上げます。


※おまけ
『ベルギーにてアイスクリームを買ってもらった』

近年の台風を形容するのに『10年に1度』という言葉の価値は間違いなく下がってきているように感じます。
だって、10年に1度の台風が、2年に1度くらい来ているから。
台風に限らず『激甚災害』に指定される地震や豪雨も頻発しています。

ところがやってきましたよ。
『世紀に1度』の台風が。

令和2年9月、台風10号。
果たしてこの台風が歴史に名前を残すのか。

あちこちでベニヤ板などで家屋を釘で打ち付けて補強する音が聞こえてきます。
確かに子供の頃はこの釘を打ち付ける音を良く聞いていたものだ。思えばこの数十年、これは全く暮らしの中から消えてしまった音のひとつだなと感慨深いものがありました。

さて。台風10号ばかりがクローズアップされていますが、その数日前に九州地方を襲った台風9号も決して勢力は弱くはなかった。
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ほら。白蓮会館佐賀道場の北側の壁に貼り付けていた看板の下部が外れ、まさに損害賠償フラグが立っている状況です。

予報では日曜夜から月曜日にかけて最接近するというのに、窓ガラスが割れた時のための養生テープは木曜日くらいから売り切れているらしい。
そんな勢力の台風に晒されて、この看板が生き残れるはずはない。

しかし、道場の2階は、普通の民家よりも高く、脚立で届くような高さでもない。
この九州一円で台風対策をしている時に、看板屋さんもすぐに来ることはできない。

道場生のグループLINEで相談しました。

そしたら足場屋の尾野拳士が真っ先に駆けつけてくださいました。
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完全に打ち付けて補強するか、撤去するか迷いましたが、万一のことを考えて撤去することに。
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他にも忙しい中、たくさんの道場生が駆けつけてくださいました。
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おかげさまで無事に撤去することができました。
お集まりいただいた
江口指導員、矢ケ部指導員、友成指導員、岸川拳士、齊藤拳士、龍さん、西久保さん、雨の中わざわざ駆けつけてくださり本当にありがとうございました。


ということで人事は尽くした。
あとは天命を待つ耳。

皆様の台風被害が最小限にとどまることを祈念申し上げます。

その日の動画をまとめてみました。
ぜひこちらもご覧ください。
 

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