67699239.jpg3月10日 月曜日
己酉(つちのと・とり)七赤金星
五黄殺:東の方
暗剣殺:西の方
日破:真東
旧暦:(小)2月4日





銀メダルは負けた人がもらうもの。



皆様このタイトル読んでどのように感じましたか?
わたくしのことを、なんと傲慢な奴めと思われたことでしょう。


実は、この台詞は田村亮子選手の言葉です。
世の中のスターたる銀メダリストを、ばっさり斬り捨てるこの言葉。
わたくしも最初にこの言葉を見た時、少なからず衝撃を受けました。


1回戦を勝ち上がるのは難しい。そんなこと誰だって知ってます。なんといっても1回戦を突破できるのは全出場選手中たった半分しかいないのだから。
誰しも試合に出るときは『まず一勝』を目標にするでしょう。しかし、その最初の目標すら達成できるのは半分しかいない。2回戦進出とは、競争率2倍の狭き門なのです。
3回戦進出ならまたその半分。
4回戦進出なら、さらにまたその半分になります。



やがて準決勝まで勝ち上がっていけば入賞です。トロフィーがもらえます。

わたくしの経験上、もっとも危険なのはここです。

ここまでくると、
『3位入賞おめでとう』
『よくやった』
と、誉めてくれる人がいらっしゃる。
おみやげがある。手ぶらでは帰らない。
そうすると、まだ試合が残っているのに、それなりの小さな達成感を得て、より大きな目標に立ち向かうことを放棄してしまいます。

それなりの満足感を得られるポイントは人によって違うでしょう。例えばそれが1回戦突破であったり、午後からの開会式への参加であったり、決勝進出だったりします。



ところが、
『銀メダルは負けた人がもらうもの』
といわれればどうでしょう。


もちろん、自分なりの中間目標を掲げるのは大事なことです。いきなり最初からあまりにも高い目標を設定してしまうと、そこにいたる道程の果てしなさに絶望し、歩みそのものを止めてしまう恐れもある。

しかしまだ試合が残っているうちに、自分なりに今回はよくできましたと、自分自身に合格点を付ける心理は、負ける自分を正当化し、納得させるためのものです。
あらかじめやる前から、負けても仕方なかったという理由をいくつも準備してから試合に臨む。そういう時は当然負けますわな。



銀メダルは負けた人がもらうもの。


まったく、噛みしめるほど凄まじい言葉です。いったい田村亮子はどれだけ自分を追い込んできたのだろうか。
準優勝だって凄いじゃないかと言い聞かせようとするもうひとりの甘い自分を、こっぱみじんに打ち砕く、とんでもない強さがあります。


準優勝は確かに凄い。
トーナメント全出場選手中、たった2人しかその権利を持たないなら、そりゃあ難しかろう。


だからこそ
だからこそ!
決勝進出が難しいからこそ、いま勝っておかなきゃならない。
せっかく難しい決勝進出をやってのけた今だからこそ、次いつ決勝進出できるかわからないからこそ、今!確かに今、決勝戦を戦う今、ここで勝っておかなきゃならないのです。



今日の写真は、白蓮会館福岡道場の不思議っ子・福里実選手です。
どうぞ船の上でめいっぱい悔やんでください。準優勝という結果を。