２月23日 月曜日己亥(つちのと・い)九紫火星
五黄殺：北の方
暗剣殺：南の方
日破：南南東
旧暦：(大)１月29日
毎年２月も半ばになればヒゲを剃ります。
でも、意外に誰も気づいてくれません。
なぜヒゲを剃るのかといえば、日蓮宗大荒行堂の100日の修行を成満(じょうまん：全課程を修了すること)した修行僧たちが、それぞれの寺に帰ってくるのです。修行僧は11月1日から髪もヒゲも伸び放題。厳しい修行にあけくれたさまが、まさに４ヶ月間放置された顔のヒゲに表れるのです。
ところが中には体質的にヒゲの伸びにくい修行僧もいらっしゃる。
ヒゲがボサボサの修行僧と、つるんとした綺麗なおかおの修行僧が並ぶと、どうしても人はヒゲの濃い方が難行苦行に励まれたものだと勝手に判断してしまいます。
わたくしはある程度ヒゲが濃い。
修行もしてないわたくしが立派なヒゲを蓄えて、そのそばでヒゲの生えない修行僧をお迎えすると、どっちが主役かわからなくなります。
だから毎年この時期にはヒゲを剃ります。
今年佐賀県から大荒行堂に入行したのは三名。
われわれ留守番の青年僧は、彼らの帰山式の準備・お手伝いに回ります。
再行(２回目の修行)を成満した大塚純護上人は、わたくしと平成15年に一緒に荒行堂に入った仲間です。その縁もあり、大塚上人の自坊である幸龍寺の前日設営に行きました。
写真にあるように、再行は幣束相承ですので、御宝前は二十一体の諸天善神の幣束などでめっいっぱい。天井には天符(仏力や経力を強める結界)を張り巡らし、それはそれは立派な飾り付けが行われます。
それを我々がやります。
昨日は昼過ぎから始めて夜の10時前までかかりました。
たしかに修行僧も大変ですが、我々も大変です。
