映画『命のTANGO』の撮影のお手伝いをしてきました。


監督は、わたくしの敬愛してやまない和田秀樹大先生。

脚本は『ゲゲゲの女房』を書いた大石三智子さん。

で、プロデューサーは井内さんです。

主演は秋吉久美子さんと橋爪功さん。

この2人は父娘の関係で、九州大学教授である橋爪さんに、秋吉さんは厳しく育てられ、自らも北九州市の大学で教鞭を執っているという設定です。

映画は、橋爪さんの奥様(秋吉さんのお母さん)が亡くなるところから始まります。
お通夜にはすっかり精神のバランスを崩し、言動がおかしくなる橋爪さん。
やがて四十九日忌のころには、はっきり痴呆の症状が認められるようになりました。
痴呆老人介護の問題に直面した家族は、父がもはや1人暮らしをすることは不可能と判断し、家を引き払い、橋爪さんを特別介護福祉施設に入居させることにします。

ちなみに秋吉さんには妹がいます。

妹は、姉と違い自由奔放に育ち、海外でタンゴの先生をしています。
その妹と協力して、タンゴを足掛かりに、再び父の生きる活力を見出していく…という社会派の映画です。


わたくしはオープニングのお通夜の導師を務めました。

それにしても、たった数分のシーンを撮るために、いったい何人の人達の力を借りて、どれだけ長い時間を掛けているのか。

家族3人が暗い部屋でひっそりと話をするシーンなんて、他に全く人の気配を感じないものです。
しかし、隣の部屋や廊下にびっしり35人ぐらい、マイク持ったり、ライト当てたり、モニターを確認していたり、他にも数台のカメラ、ワイヤー、あと、よくわからんけど、とにかく気持ち悪いくらい大勢のスタッフが息を殺して見つめる中で、演技が行われているのです。



まぁ、そんな極度の緊張感に包まれた場面で、わたくしの携帯電話が鳴ったわけですが。


そのまま二階に上がって首吊ろうかと思いましたよ。


今日一日で、橋爪功さんが大好きになりました。
たぶん、あの方は役回りそのままの性格をなさっていると思います。

まったく偉ぶらず。
スタッフみんなに気を使われます。

演技のことをとやかくわたくしが論評する身分ではありませんが、橋爪さんとずっと一緒にいると、この人本当にボケてあるのかな?と錯覚します。

お通夜の最中、わたくしの目の前で、長時間うつろな表情で空を見つめる橋爪さんを見てると心配になりますが、わたくしが正座している足が痛くて身動きしたりすると、ニヤッとアイコンタクトされてきます。

その時初めて、ああ、そういえば今この人は痴呆老人の演技をされてるんだったな、とようやく思い出すほど、とにかく素晴らしい演技でした。

撮影の合間に出演される俳優さん達とだいぶ世間話もしました。

橋爪さんは、とにかくわたくしに気を使って、よく話し掛けてくださいました。


秋吉久美子さん…ちょっと怖かった。
いくら説明しても、わたくしがホンモノの僧侶だとなかなか信じてもらえませんでした。

白蓮会館福岡道場でヨガ教室を開いているラビンドラ・ラトールさんと秋吉さんか知り合いだとの王丸先生のタレコミを受けて、本人に訊いてみましたが、あまり記憶にないご様子。
『えー!めっちゃ奇遇!』
などと、スタッフもびっくりなリアクションを期待していたのに、かなり残念でした。

なお、秋吉久美子さんの写真は撮り損ねました。


斉木しげるさんは、足が長い。


その斉木さんと記念撮影。



斉木さんには気品があります。
いかにも社会地位の高い人や、金持ちの役が似合いそう。


最後は和田秀樹先生からわたくしに
『今日はありがとうございました』
と握手してくださって、そりゃあもう、気分よく佐賀に帰ってきました。



『命のTANGO』
は、来年3月全国ロードショーです。




(株)スメトコプロモーション 企画営業部

福岡子供空手道場『白蓮会館』