『ゆりあげ』というところに行ってきました。

『閖上』は、仙台空港がある宮城県名取市にある港町の名前で、もんがまえの中に『水』という、見慣れぬ漢字を書いて『ゆり』と読みます。
一説には、もともと『ゆりあげ』という地名だけが先に存在していたのを、昔、ゆりあげとはどのような字を書くのかと尋ねた新領主が、ゆりあげには漢字がないと領民から聞いて、門の外に海が見えたので、これからは『閖上』と書くが良いと決定したとの伝えがあります。
ちなみにこの由来からもわかるように、『閖』の字はこの土地の名前以外で使われることはないそうです。

そんな『水の門』と書く海の町に行ってきました。



こんな感じの町です。

ナビで『閖上町中心街』で表示された場所です。

見渡す限り、全く何もない。



瓦礫の撤去がほぼ完了していたからでしょうが、こんなにも広範囲に何もないと『ひどい』『凄まじい』とか、あんまり災害の痕跡を感じない。
悲惨さというよりむしろ、なんかどっかの外国とか、宇宙の別の天体に降り立ったくらいの不思議な感じがしました。

そんな中、ナビが神社を表示している場所に、小高い丘があって、そこに松の木が一本生えています。



拝殿、神殿があったのでしょうが、太平洋戦争戦没者慰霊碑と、一本の松の木以外は全部流されて更地になっていました。
しかし、竹で結界を作って、幣束で御神体が二柱勧請されていました。



今回、伊藤支部長と被災地を訪れた目的は津波罹災者の慰霊です。
伊藤支部長は、高台から海に向かって御自身の作法で法座をなさっていました。
わたくしは、なんだか慰霊とか、そんな気になれず、御神体の結界の周りを三匝して、御威光倍増の法楽だけを捧げて、あとは景色を眺めていました。

この神社の木製の鳥居は津波の後に作られたもので、もともとここにあったであろう石の鳥居は、足だけが残っていました。




はるか遠くにお寺の本堂だけが残っているのが見えました。



気になって、そのお寺に行ってみます。お寺の名前は、ナビによると『観音寺』とのこと。

しかし、近づいてみて唖然。
流されずに残ってて良かったね、なんてレベルではない。


つづく。


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