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百度詣りという有名な願の掛け方があります。

わたくしが白蓮会館総本部職員だった頃、何のついでか夜中の石切神社(東大阪市)に行ったことがあるのですが、いかにも訳ありな男女が無言で鳥居と拝殿の間をひたすら往復し、柏手を叩いて頭を下げるのを繰り返す様子を目撃したことがあり、なるほどこれがお百度詣りかと、鮮烈な印象と共にその姿が記憶に焼き付いています。



なんらかの願い事があって、神社や仏閣にお参りして、願いを掛ける。

たった1回だけお参りするよりも、お参りを何度も繰り返す方が祈りの力は強くなるでしょう。
1回よりは3回、3回よりは7回、7回よりは21回と言ったように、お参りの回数を重ねた方が効果があると考えるのは自然なことです。

例えば7回お参りすると決めて、それを月曜日から日曜日までの1週間、毎日やると決める。
時間も朝、仕事に行く前にお参りすると決める。

もしあなたの願いが、とにかくどうしても叶えたい強い強い願いであるならば、7日と言わず、神様のところに100日通い続けるのはどうでしょう。

ところが数日後、バタバタしてどうしても朝お参りすることができない日が出てきた。
じゃあ仕方ない。仕事の帰りにお参りしようと諦めて会社に行く。
しかし、そんな時に限って抜けられない残業が入ったり、急なお客さんが来たり、帰り道が渋滞したり、泊まりの仕事が入ったりして、その日のお参りができずに日付けが変わってしまったりするものです。

こう考えると、たった7日でも難しいのに、100日なんて絶望的に難しい。いろんな誘いや、自分の生活のリズムを壊すものを遠ざけるだけでなく、病気や事故にも気をつけなければ、達成はとてつもなく難しい。
これを百日詣りと呼びます。ほとんどの人ができないから、その祈りの効果は絶大です。

100日お参りするのが難しいから、1日で100回お参りしよう、というのがお百度詣りです。
大きな神社には『百度石』というものがあって、拝殿からその石までを周回することで、それを1回の参拝とカウントできる目安になります。

ここで気をつけなければならないのは、本来ならば100日連続でお参りしなければならないのを不可能とみて、1日で100回お参りする形に短縮したという、そもそもの由来を忘れてはならない、ということです。


さらに大事なことは、お願い事を100回するわけではないということです。

お願い事の前に、神様に100回のご挨拶に伺うということです。

あなたが神様に、100日連続でお参りします!と先に誓って、宣言通りに実行します。
そして100日連続のお参りが達成できたとします。それを『満願』『成満』『満行』などと呼びます。
別にお参りの数をこなすことだけが満願でななく、禁煙や禁酒でも構いません。願いを叶えるために、自分に課した課題を成就することが満願です。


神様はあなたの本気度を試す。
あなたは自らの意思で、おのれの本気を神様に証明してみせなければならない。
そして満願のあかつきに、ようやく神様の扉が開く。

自分で立てた誓いを達成した者よ、そなたの願いをひとつ聞いてやろう。
そして100回目の参拝の時に、神様は初めてあなたの前に現れるのです。



11月1日から千葉県市川市中山にある日蓮宗大本山法華経寺にある日蓮宗大荒行堂が始まりました。
100日連続で神様にお参りするのがいかに困難かご理解いただけるかと思いますが、彼等は100日連続で参拝するのではなく、100日連続で参籠(泊まりこんで祈り続けること)をして神様に祈りを捧げます。

そして来年の2月10日、満願の日を迎えます。


修行僧の皆様、どうかご無事でその日を迎えられますように。


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