ウチの道場において最低限守らなければならない出稽古の基本精神を述べます。
ウチはかなり緩いので、ウチが守ってほしいということは、他では絶対に守るべき超!重要事項であると思います。


よく他県の方から
『佐賀県は流派同士、仲が良いですね』
と言われます。

たしかに佐賀県の諸流派同士ではよく合同稽古も開催されていますし、出稽古も活発です。
しかし、どれだけ仲良しでも最低限守らねばならない決まりがあります。
一見しただけではその最低限のルールは見えません。だからつい甘えてしまい、その大事な部分がなし崩しになってしまう危険があります。

わたくしが考える、出稽古において守らねばならない決まりは下記の3つです。

1.自分の所属する道場の先生を通す

2.自分の所属する道場の稽古日に行ってはならない

3.自分の所属する道場の稽古出席日数を超えてはならない


以上です。
ひとつひとつ詳しく説明します。


1.自分の所属する道場の先生を通す
まず言うまでもないことですが、出稽古に行くためには自分の所属する道場の先生の許可をもらい、先生を通して行かなければなりません。

はっきり言って、先生に無断で出稽古に行くということは破門ものの行為です。

道場によっては最初から出稽古を受け入れないところもありますし、先生同士がそもそも知り合いでないような道場なのに、いきなり出稽古に人をよこすなど失礼な話です。
まぁ最初から何も先生に言わずにいきなり出稽古に行く人はまずいないでしょうが、問題はそれがレギュラー化してしまった場合のことです。
白蓮会館佐賀道場には、ほぼ毎週のように出稽古がありますが、あのいつものおなじみのメンバーも、いくらおなじみとは言え、わたくしにダイレクトで出稽古よろしくお願いしますという連絡はない。
全て、その流派の代表の先生から、毎回丁寧に
『今週金曜日にウチの〇〇と〇〇が出稽古にお世話になりたいと申しておりますが、よろしいでしょうか』
と必ず電話かメールが来ます。ただの1度もその選手からわたくしに直接、出稽古行きますという連絡をもらったことはありません。
いくら仲が良くても、それが道場同士の礼儀なのです。

また、これは空手という枠にとどまりません。
別に道場生が水泳をやるとかテニスをやるとかいう際にまでわたくしに連絡する必要はありませんが、これがキックや柔術、ボクシングなど、格闘技というジャンルの団体に出稽古に行く(または入会する)なら、必ず先生を通してください。
ジャンルが違っても、地元であれば格闘技団体の先生同士はほとんど繋がっています。
わたくしも、道場生が出稽古でお世話になった道場の先生には、お会いした時には御礼を申し上げなければならないし、後日それを人づてに聞くなどということがあれば大変な恥です。


なお、九州で唯一同じ流派である白蓮会館内藤道場、道場創設期から兄弟道場として協力し合ってきた正道会館甲斐道場、それから代表者がウチに所属している丸徳総合格闘倶楽部、同じ白蓮会館福岡道場で活動する護身塾、BBボクシーズの5道場だけは、あらかじめ先生同士で話をつけておりますから、わたくしに連絡せず、直接出稽古に行っても構いません。
ただしこれらの道場の方がきわめて特殊な例ですので、これが普通ではないということをご理解ください。


2.自分の所属する道場の稽古日に行ってはならない

3.自分の所属する道場の稽古出席日数を超えてはならない

自分の所属する道場の稽古を休んでヨソに行くくらいならもう移籍しろよ、という話です。
また、自分の所属する道場に週1回しか出席していないのに出稽古が週3回、というパターンも同様です。
あくまで自分の所属する道場でしっかり稽古し、さらに向上するために、空いた日によその道場にお邪魔する、というのが出稽古です。
ここが逆転しないように、分をわきまえる必要があります。


例外。

家族旅行で東京や大阪、沖縄などに行くから、その時に現地の道場に出稽古行きたいが、やはり金曜日だからダメでしょうか、ってそんな時にまで道場稽古日だからダメだなんてことはないですよ。
そんな時しか行けないわけですから貴重な機会です。ぜひぜひ行ってきてください。


例外その2。

以前、浦川指導員がウチの正規稽古に週1回、内藤道場に週2〜3回出稽古に行っていましたが、あれは例外として許可しておりました。
彼は伊万里在住で、自宅から佐賀道場まで1時間半、唐津道場まで20分でした。
このような状況でも週2〜3回、当時高校生だった浦川指導員をご家族が送迎していましたが、その手間暇は大変なものであり、内藤支部長と三者協議した上で、道場生として佐賀道場に週1回はしっかり通うことを条件に、その回数を超える出稽古を許可したわけです。
いずれにせよ、先生を通せば必ず先生は相談に乗ります。


例外その3。

都市部の有名道場など、週6回稽古日がある道場生はどうすればよいか。毎日が道場の正規稽古日だから、出稽古に行けないではないか。

答えは
『週4〜5回ちゃんと道場の稽古に出た上で、先生に相談してください』
です。
かく言うわたくしも白蓮会館総本部時代がそうでした。総本部は週6回すべて稽古日だったから、空いた日なんてないわけです。
でもわたくしは必ず週6回稽古に参加してましたから、杉原館長に
『来週の〇曜日、〇〇支部に出稽古に行っていいですか』 
と、正面から堂々と相談してました。
普段から圧倒的に道場稽古に出席してましたから、たまに出稽古に行くと言っても1度も断られたことはありません。






これらの最低限の約束さえ守ってくだされば、まずわたくしが出稽古を禁止することはありません(もちろん友好関係にない道場なら止めますが)。
ただ、これらのことを知らずにいると、それを失礼なことと知らずに安易に出稽古に行ってしまう道場生がいるのではないかと、ここに念のため記しておきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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