曇天の空色の如しけふの世の街の桜は色褪せて見ゆ

目に見えぬ魔陣に世間のこうべ垂れ道の桜を見上ぐことなし

はなまつり東の月の音静か
こぞの桜は殊に美し

満月に照らさるさくらの泰然となどかかくも長く咲きたる

風のやむ人に見するの為ならずこぞのさくらの短きものかは

うつろふ世さくらの花にかわりなしただ観る人の心によるなり

花散らす嵐に吹かれ山桜
周りの緑にくれなひかくす