令和2年5月26日(火)20:30頃、極真連合会沖縄支部・喜久山泰道先生が御逝去されました。

先生は、わたくしが選手を引退してから活躍なさった世代の選手なので、それほど親しいわけではなかったのですが、大会会場でお会いする際には必ず礼儀正しい言葉遣いで挨拶してこられ、
『ブログ読んでます!先日の〇〇の記事はめちゃくちゃ勉強になりました』
などと、この拙いブログ記事をしっかりと読まれた上でいろんな質問をされたりするものだから、それはもう強い親近感を覚え、いつしかわたくしの方がファンになっていました。

現在の流行にひとり反するような、トラディショナルな長袖の空手着、身長差のある相手にも決して怯むことなく立ち向かっている組手スタイル、そしてやはりあの笑顔と爽やかさ。
要するに、極めて魅力的な人物だったのです。

白蓮会館の沖縄大会ではお子様の審判を何回かさせていただきました。
惜しかった試合、見事だった試合、幼いが故のトラブルで会場が爆笑したりした試合もありました。常にセコンドにいる先生は笑顔でした。
お子様のことも讃えたかったし、他の道場生の印象に残る選手はたくさんいました。
審判交代の後に、先生とさっきの試合の話をしようと思いながらも、こちらもいろいろバタバタしていてなかなかタイミングに恵まれず、言いたかったことは本当にたくさんありました。

そんな中、余命を宣告されたという知らせを受け、強い衝撃を受けました。
そして、折しも新型ウイルス感染拡大のための自粛要請の期間であることに、もう会えないかもしれないという焦りを覚えました。

沖縄に行きたい。
何ができるわけでもないけども、先生のために直接会って祈りたい。
そんなことを考えました。

先週の金曜日、わたくしのFacebook投稿にいいねをつけてくださり、ああ、まだ元気でいらっしゃるなと思い、思いのほか緊急事態宣言の解除も早く、白蓮会館の沖縄大会は延期になったけど、1回沖縄に行ってみようかと金曜日に妻に提案してみました。

そんな矢先の訃報でした。


ああ、なにもできなかった。


なんでこんなに先生のことが気になるのだろう。

きっと、本当に空手家として、ひとりの男として、わたくしは先生に単純に惚れていたのでしょう。

先生のお子様を始め、道場生の皆様が、おそらく先生の魂を受け継いでくださる。
そんな皆様とこれからお会いすることにより、これからも先生といつでもお会いできるものと考えております。

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願わくば霊也 白毫縁起の宝土に於いて回向供養の法楽を享け 無始の重障を滅除し 親り諸佛を見奉ることを得 妙法を聴受し 三因を開發し三徳を資成し この宝乗に乗じて普く法界に遊び 疾く道場に赴いて佛知見を開き 宝蓮華に座して等正覚を成せん
南無妙法蓮華經